ものの居場所を、家族にとってわかりやすくするラベリング。ものを探し出しやすくなるのはもちろんですが、片づけ場所をはっきり記すことで、家族が自然にものをもとに戻してくれるというメリットも。

 古道具やリメイク術を生かした収納アイデアが人気のなつめさんも、ラベリングを駆使した「ラベル収納」を実践しています。なつめさん流のセンスのいいラベル使いについて、教えていただきました。おしゃれな文字使いのテクも必見ですよ!

わかりやすく、レトロな雰囲気も重視したラベルに

「ラベルで大切なのは家族みんながわかることと、インテリアとの違和感がないこと。グッズや文字の書体を工夫し、場所や目的に合ったラベル収納にしています」

 オモチャを入れたカゴは、色と写真で子どもにわかりやすく、リビングに置いたアンティーク風の引き出しは、レトロな書体の片仮名で、とインテリアと実用性を両立しています。

「文字を大きくしたり、印刷しやすいサイズを選んで、いつでも入れ替えOKにしたり、自分好みにできるのは、手づくりラベルならではのよさですね」

●黒字に映える白い文字!おしゃれで、はっきり見やすい!

収納ボックス代わりのゴミ箱は丈夫なラベルシートをはって

 ストック品などをしまう箱は、じつは本来ゴミ箱として売られていたもの。こうして使うと、ちょっと無骨な感じが、男前でかっこいい!この箱に黒地に白抜き文字のラベルをプラス。「離れた場所からでもしっかりと文字が読めます。丈夫で、黒がきれいに発色するラベルシートを使いました」。

●写真入りのラベルをオモチャのカゴに!色別のネームプレートでさらにわかりやすく!

 オモチャはより視覚的にラベリングするように心がけています。色違いのネームプレートに、オモチャの写真+商品名を印刷したものをイン!子どもの手に触れても安心な麻ひもで留めています。

●リビングの小引き出しはレトロ書体の片仮名文字に

 家族が使う日常品を収納する引き出しには、子どもが読める片仮名のラベルを私用。「書体は昭和っぽいレトロな雰囲気の『AR隷書体M』を選びました」。書体は、年賀状ソフトなどに付属している場合や、ネットから無料でダウンロードできることも。お気に入りを見つけてみましょう。

●カードケースを使ってラベリングの変更をより簡単に!

 中身が変わる可能性のある箱には、印刷しやすいハガキサイズの紙が入るカードケースを両面テープでペタリ。中身に合わせて中のカードを変えるだけなので、はりつける手間が不要になります。