無性にメロンパンが食べたくなることってありますね?おなかが減ったいうわけではないけれど、ただメロンパンが食べたくなる。日本人の体内には、あんパンやクリームパンやチョココルネではけっして埋めることのできない、メロンパン型の空白が存在している…といえば大げさでしょうか?
とにかく、一般的に、メロンパンは、それだけで味わうものです。ところが、メロンパンマニアともなると事情はちょっと違います。食べ合わせによってメロンパンはさらにおいしく、楽しくなるというのです。詳しく話を聞いてみました。
メロンパンに合う食べ合わせは、結構意外なものだった!
メロンパンとマッチする食材を教えてくれたのは、キャラクターデザイナーのHARIKENさん。かなり意外な3つのものを挙げてくれました。
・焼き鳥
・クーリッシュ(バニラ)
・オロナミンC
まず焼き鳥から、その真意を語っていただきます。
「メロンパンを主食とした場合、そこにおかずを加えるという発想ですね。ポイントは塩ではなくタレを選ぶところです。シンプルな塩よりも、濃いめのタレのほうがメロンパンの甘味とうまくマッチします。比内地鶏とか、そんな上等な鶏肉は必要ありません。スーパーの総菜コーナーに売っているような焼き鳥がいい。というか、そちらのほうが“気分”です(笑)。イカ串、フランクフルトなんかでもいいですね」
次にクーリッシュ。これはメーカー(ロッテ)の謳い文句でいえば、「飲むアイス」ですね。
「『クールメロンパン』というメロンパンを冷やした商品がありますが、それと同じで、メロンパンは冷たいものと合うのではないかという考えですね。実際にすごく合います。じゃあ、ふつうのバニラアイス、たとえばスーパーカップでもいいのかというと、それは違います。これはいわば〈パン+牛乳〉の進化版です。つまり〈飲む〉というところがポイントなんです。自分としては新たなスイーツの誕生と自負しています(笑)」
最後にオロナミンC。食べ合わせもなにも(笑)、という気もしてしまうところですが…。
「まずですね、メロンパンの横にオロナミンCを置いてみてください。なんとも色味がいいでしょ(笑)。まあ正直なところ、味のマリアージュを楽しむものではありません。強いて味についていえば、カロリーの高いメロンパンとオロナミンCという組み合わせには、〈苦し紛れの健康志向〉という、なんとも人間的な味わいがありますね!」
なるほど、わかったような、わからないような…。オロナミンCはともかく、いろいろな食べ合わせにチャレンジするのは確かに楽しそう!有名アイス、「ガリガリ君リッチ」にメロンパン味だって登場するくらいですから、メロンパンの味は案外食べ合わせしやすいものなのかも?
最後にHARIKENさんからご忠告。いろいろ試してみる際は、「中にクリームが入っているものはおすすめできません。スタンダードなメロンパンがいいですね」とのことでした。