ニュースなどでよく耳にするようになった「貧困女子」という言葉。「自分には関係ない」と思っていませんか？でも、もしかしたら、貧困女子の兆候に気づいてないだけなのかも!?
そこで今回は、ファイナンシャルプランナーの菅原文子さんに、貧困女子まっしぐらな行動とその予防策を教えてもらいました。
貧困女子とはビンボーな女子？
「貧困女子」とは、テレビで紹介されてから話題になった言葉です。定義が決まっているわけではありませんが、だいだい年収150万円程度、手取りは15万円をきる単身女性のことを指すといわれています。
今、日本では、単身女性の3分の1が貧困女子といわれており、社会問題になりつつあります。もしかしたら、あなたにも貧困女子の傾向があるかもしれません。
すでにあなたもなっているかも!?貧困女子チェックリスト
ファイナンシャルプランナーの菅原さんに、貧困女子チェックリストを挙げてもらいました。以下のことに自分があてはまっていないか、振り返ってみましょう。気づかなかったっだけで、あなたも貧困女子化もしれません。
1. 残業代が払われなくても仕方ないと思っている
2. 今の仕事は適性が低いと思っている。もしくは今の仕事が好きではない
3. 掃除をする気が起きないほど部屋が汚い
4. 他人の持ち物やファッションが異常に気になる
5. 電気・ガスが止められるのは当たり前だと思っている
6. お金の運用や保険、貯蓄などのプランなどを考えるのが好きではない
7. 給与明細書をちゃんと見たことがない（内容がわからない）
8. 自分の収入について疑問に思ったことがない
9. 部屋にものがあふれている（不要なものなどの整理ができない）
10. 趣味も含めて、好きなこと、やりたいことなどがとくにない
11. 他人の言葉や考え方に影響を受けやすい。流されやすい
貧困女子になるのを防ぐには？その対策を紹介
菅原さんによれば、これらの11個の項目は、大きく分けて、3つに分類されるのだそうです。そして、それぞれ、「仕事（収入）」「もの」「お金」に対する向き合い方を見直すべきだといいます。
「お金に好かれる人になるには、いくつかのポイントがあります。チェックリストのそれぞれの項目のどれに当てはまったかによって、自分が弱い部分がわかります。ぜひそれぞれとの向き合い方を改めて考えてみてください」
●チェックリストの1.2.7.8.10が当てはまった人
「仕事（収入）」との向き合い方の見直しを
「好きではない仕事に従事することは、お金のパワーを逃す行為です。自分にとって喜びのある仕事でお金を得る。自分自身の価値を知る。自分自身がいくらのお金を生み出すことができる人間なのかを考えることが大切です。お金には常に『正しい等価交換』のルールが必要なのです」
●チェックリストの3.4.5.9.11が当てはまった人
「もの」との向き合い方の見直しを
「住む部屋や自分の所有物を、快適な状態に保てる能力が、お金を引き寄せる力につながります。また、自分にとって本当に必要なもの、自分にふさわしいものを手にすることが大事です。周りに影響されてものを買うのはやめましょう。ものをきちんとコントロールできない人は、お金をコントロールすることもできません」
●チェックリストの6.7.10.11が当てはまった人
「お金」との向き合い方の見直しを
「お金は、前向きに計画的に、そして楽しく管理することが大切です。自分の稼いだ大切なお金を理解してあげ、かわいがってあげましょう。お金は“動く”のが大好きです。正しく使う（消費する）こと、正しく運用する（貯蓄する）ことが、お金を大きく育てるための第一歩です。周りの情報に右左されるのではなく、本当に正しいお金との向き合い方を身に着けましょう」
貧困女子になるのが不安、もしくは、すでになりかけているという人は、ぜひこれらの3つの見直しを意識してみてはいかがでしょうか。
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