整え方アドバイザー・阪口ゆうこさんに、教わる手間をかけずに心地よく暮らすための家事のアイデア。今回は、ズボラ流・洗濯術を伝授してもらいました。

わが家は洗濯物はたたみません!

 私のズボラには定評があります。洗濯は好きなんだけど、たたんで片づけが面倒くさい!毎日、こんなしんどい気持ちになるのなら…と、わが家は思いきって、ほぼほぼハンガー収納を実施しています。

わが家は洗濯物はたたみません!
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 言うまでもありませんが、めっちゃラクです。「たたむ→しまう」という工程が「かける」だけになるんですから。

子どもたちが自発的にしまうシステムとは

 ハンガーにかけた服は、家族のそれぞれのクローゼットに収まる仕組みになっています。私と夫の分は、1階のクローゼットに。子どもたちのは2階の子ども部屋に。

 この1階から2階までの上り下りってのが、たたみであろうがハンガーであろうが、群を抜いて面倒なんですよね。

 両手に洗濯物抱えて上がって下りて、それだけでも軽く息が上りますもん。毎日、こんなどっと疲れるなら…と、わが家はここでも工程をカット。そう、子どもたちにまかせてしまいます。

 ハンガーにかけた子ども服は1階の階段の手すりにちょこんとかけておくだけに。そして子どもたちが2階に上がるタイミングで、一緒に持って行ってもらう。これぞハンガー収納だからできるワザ。

子どもたちが自発的にしまうシステムとは

 ラクだわ自立心も芽生えるわで、一石二鳥です。

パジャマと下着はお風呂動線に

 とはいえ、いくらハンガーが便利だからって、残念ながら、ハンガーにかけられないものもあります。そう、下着やパジャマ類。

 唯一私がたたむのは、このパジャマと下着類なんです。

パジャマと下着はお風呂動線に

 そしてそれらは、クローゼットや子ども部屋には持ち込まず、お風呂場近くにセットした引き出し式の収納ケースに入れています。

パジャマと下着はお風呂動線に

 子どもはお風呂の準備をおっくうがって、ダラダラと時間を費やしがち。そんなときに、パジャマと下着がお風呂場までの動線上にあれば、ササッとお風呂に入ってくれるというわけです。

 子どもに何度も声をかけたり、せっついたりしていた頃の余計なイライラは今ではなくなりました。子どもたちにとっての「面倒」をなくしたら、大人の「面倒」も解消したんです。

 面倒な洗濯物まわりのあれこれも、じつは配置を見直すことでぐっとスムーズになるんですよ。お試しあれ!

【阪口ゆうこさん】

整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。「

HOME by REFRESHERS

」著書『

家族がいちばん。だからきちんと選べる。きちんと使える。ゆるミニマルのススメ

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