毎日利用したくなる、安い食品がそろったスーパー。行くだけで楽しくなりますが、テンションが上がり過ぎで買いすぎてしまい、帰宅後に後悔した経験はありませんか?安い食品スーパーを冷静に賢く利用するにはちょっとした注意点とコツがあります。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに聞きました。
すべての画像を見る(全3枚)安い食品スーパーに行く前に…
安い食品スーパーだけでなく、買い出しに出かける際には、あらかじめ準備をするのがよいそうです。どんな準備が必要なのでしょうか?
「すでに実践されている方も多いと思いますが、まず、行く前に買うものをリストアップするのをおすすめします。ただし、出かける直前につくるリストはモレが多いもの。買わなくてはと思った時点で、カレンダーなどにメモする習慣をつけましょう。一週間ごとなど、適宜、メモを更新するようにします」。
いざ出陣!安い食品スーパーを利用する際の注意点6つ
リストができたら、いよいよスーパーへ!でも、安い食品スーパーには誘惑がいっぱい。おトクなものが多く、あれもこれも欲しくなってしまうものです。そこで、失敗を防ぐために、次の6つの注意点をチェック!
1.お店に着いたらまずグルッと一周する
「まずは買い物リストを見ながら、どれを買うかの計画を立てるために、ざっと全体を見ましょう」
2.カートは使わず、カゴで買い物をする!
「カゴなら重みを実感するので、買いすぎを防げます」
3.使う量だけ買う
「たとえば、3つで300円のトマトと、1つ150円のトマトがあったとすると、3つの方を買いたくなります。でも、3つのうち1つでも腐らせてしまったらムダになることに。おトクに感じても、使い切れるかどうかを考えて、使う量だけ買うようにするのが大切です」
4.賞味期限・消費期限が近いものは気をつける
「先の3つのトマトの例のように、割引価格のものは、賞味・消費期限が近い可能性があります。よく確認して買いましょう。野菜や果物などは鮮度をよく見たうえで、使い切れるか吟味してから買いましょう」
5.リストにはない安売り品が買いたくなっても「1個までルール」などを決める
「リスト以外のものはなるべく買わないようにしたいですが、行ってみたらおトクなものに出会うことも。そんなときは、1回の買い物につき、1個ならリスト以外のものを買ってOKなどのルールを決めてみてはいかがでしょうか」
6.スーパーのはしごは労力と時間も考慮する
「目当ての商品がちょっとお高いという場合、ほかのスーパーを見てみたくなりますよね。そんなときは事前にチラシアプリなどで複数のスーパーの価格を確認しておくといいでしょう。近くのスーパーであれば、節約のためにはしごするのはアリ。ただし、数十円の差なら、移動時間やレジの行列に並ぶ時間を考えれば、無理にはしごする必要はありません」
とくに買うべきおすすめのものとは?
上記の注意点を踏まえたうえで、とくに購入すべきアイテムは?
「安い食品スーパーを有効活用するには、保存が効くものを中心に買うのがおすすめです。小分けに冷凍しておける肉類、米・パン・うどん・パスタなどの炭水化物、冷凍食品、日用品などを買うのがおすすめですよ」。
ぜひこれらの注意点と賢い利用法を踏まえて、安いスーパーで賢く買い物しましょう!
【取材協力:風呂内 亜矢(ふろうち あや)さん】
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。著書に『
デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)など。
http://www.furouchi.com/