秋といえば、運動会に遠足と、幼稚園から小学校まで、なにかとイベント続き。ちょっと気を抜いてしまえば、ムダ使いをしてしまいがちな時期です。そこで、上手にムダを抑えて節約するコツをファイナンシャルプランナーの橋本絵美さんに聞きました。
すべての画像を見る(全3枚)運動会の出費のムダを抑えるコツは?
まずは出費に関する整理をしておきましょう。運動会では、一般的に、次のような費用(相場)がかかります。
・子どもの衣装・小道具代:1,000~3,000円
・お弁当代(4人分):1,000~3,000円
・お弁当の消耗品(紙皿・紙コップなど):500円
・親が参加するときのユニフォーム代:5,000円
●ムダを抑えるコツ
運動会や遠足などの出費は、まず家計のなかで“イベント費”として予算を組むこと。なんとなくだらだらと使わないことがムダを抑えるコツです。
衣装代、ユニフォーム代は、生徒のみんなとおそろいのものを購入することが多いので、節約するのはむずかしいもの。その代わり、お弁当代、消耗品のところでムダ使いを減らしましょう。運動会だからといって材料を奮発しすぎない、余計に買いすぎないことを意識すること。消耗品は、新たに購入せず、プラスチック製食器を利用するなどして、あるものでやりくりするのもポイントです。これだけで1,000円~2,000円は節約できるのではないでしょうか。
運動会は“一日仕事”。疲れ果てるので、朝から夕飯の計画をしておきましょう。カレーや丼ものの具をつくっておくと、帰ってからの用意がラク。「疲れたから外食で」というような、5,000円~1万円の不本意な出費も防げます。
日帰り遠足の出費のムダを抑えるコツは?
まずは出費について。一般的に、日帰り遠足でかかる費用(相場)は以下の通りとなります。
・交通費:電車代やバス代:500円~5,000円
・施設への入場費用:500円~2,000円
・お弁当代(1人分):200円~1,000円
・おやつ代:500円
・リュックサック代など:3,000円~5,000円
●ムダを抑えるコツ
学校や幼稚園の行事のなかでも、子どもだけが参加する場合は、それほどムダ使いすることはないでしょう。
ただ、初めての遠足でやってしまいがちなのが、誤ったリュックサックのチョイス。遠足にしか使えないようなものや、高価なものやキャラクターものを選んでしまうことです。遠足は1年間に1~2回程度。別の用途にも代用できるものにするといいでしょう。たとえば、普段の習い事用リュックとしても使えるように、キャラクターものではなくシンプルなデザインにするなどです。
遠足だけに限ったことではありませんが、弁当、おやつを豪華にしすぎないこともポイントですよ。
また、親子遠足などで現地集合の場合は、近所の友達とマイカーを乗り合せていくなどすれば、ガソリン代を節約することができます。ちょっとしたことですが、小さなことの積み重ねが、全体の大きな節約につながります。
いかがでしたか。運動会も遠足も、計画を立ててお金を使うようにすれば、ムダな出費が出なくてすみます。