連休中に試してみたくなるような、ちょっとおもしろいキッチンの裏ワザをご紹介!知っておけば、あなたのキッチンライフがもっと楽しくなりますよ!ウンチクとして話のネタになるのはもちろんですが、実戦投入の機会もありそうなお手軽なワザばかり。家族で試してもよし!知り合いに話のネタとして披露するもよし!早速実践してみましょう。
バナナが黒くなりにくい保存の方法
バナナを1本ずつ外してラップに包んで野菜室で保存する
すべての画像を見る(全5枚)気がつくと、いつの間にか皮が変色しているバナナ。なんとかしたいと思っていた人に朗報です!ラップで1本ずつ包んで野菜室に保存すると、黒くなりにくくなるんです!「バナナの皮は空気に触れることで、変色が進みます。ラップで包んで空気を遮断して、野菜室で保存すれば、変色のスピードも遅くなります。また、果物を熟させるエチレンガスを出すリンゴなどからも遠ざけるようにしましょう」(管理栄養士・料理研究家の村田裕子さん、以下同)。
鶏肉をやわらかくジューシーにするひと工夫
あらかじめ調味液など水分をもみ込んでおく。砂糖を入れるとなお効果アップ
コスパのいい鶏肉が、いつもよりもっとおいしくいただけますよ!鶏肉の加熱調理前に、調味液をもみ込むとやわらかい仕上がりに。「加熱で失われる水分を先にたしておけば、ジューシーでやわらかく食べられます。焦げが心配な揚げ物や、強火の炒め物以外なら、砂糖入りの調味液で、さらなる保水効果が期待できます」。量の目安は鶏肉の重さの約1割。調理の直前にしっかりもみ込んで!
MEMO:
鶏胸肉1枚(150g)当たり、しょうゆなど水分が大さじ1、砂糖小さじ1/2が目安。調理法に応じて調味料は加減をしてみましょう
ニンニクの皮をするっと簡単にむくコツ
むく前に、30分ほど水につけておく。タマネギにも有効!
ニンニクはむく前に水につけておきましょう。「とくに長期間、冷蔵庫で保存したニンニクやタマネギに有効です。時間の経過とともに外側から乾燥が進み、皮がむきづらくなるからです。小分けにして皮ごと水につけると、外側の皮がふやけて扱いやすくなり、実の周りの薄皮にも水分が補給され、はがれやすくなります」。たったこれだけで、イライラが解消!ギョーザのようにニンニクをたっぷりとむかなければならないときは、ぜひお試しあれ!
天ぷらの衣に加えるだけでサクサクになるもの
サラダ油や酢をあらかじめ衣に加えておく
家で揚げるといつもべちゃべちゃに…。上手にできない人は、さっそく実践してみましょう。揚げ物の衣にサラダ油や酢を加えるとサクサクに!「サラダ油小さじ1を天ぷらの衣のタネ1カップに加えると、揚げたときに衣内の水分と反発し合って油がはじけ、その作用によりサクッと仕上がります」。また、衣をベタッとさせる原因であるグルテンの形成を防ぐため、酢を小さじ1/2程度を加えてもよし!
MEMO:
油と酢、その両方が含まれているマヨネーズ小さじ1を加えても、同様の効果があるのでおすすめです
チャーハンをパラパラに仕上げるには
温かいご飯にマヨネーズを大さじ1/2混ぜる
人はなぜ、チャーハンをパラパラにしたがるのか…。そんな哲学はさておき、チャーハンにマヨネーズを加えるとパラパラに仕上げることができるんです!「ご飯を茶碗1杯当たりに、マヨネーズ大さじ1/2程度を混ぜておきます。ポイントは必ず温かいご飯を使うこと、さらに炒める前にマヨネーズをしっかり混ぜておくことです。マヨネーズの油分がご飯ひと粒ひと粒をコーティングして、パラパラに仕上がります」。なんだかんだいっても、チャーハンはパラパラの方がおいしいですもんね!
MEMO:
冷やご飯は家庭のコンロだと、温まるまでに水分が飛び、パラパラを通り越してパサパサになってしまうので避けて
監修/村田裕子さん(管理栄養士・料理研究家)