アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんに、現地で話題のフードやライフスタイルを紹介してもらいます。今回は、アメリカ人の大好物、ピーナツバターを使ったレシピ!

アメリカでのピーナツバター人気がスゴい!

ピーナツバター人気がスゴい!
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 私にとっては、子どもの頃にトーストに塗って食べたことがあったような…程度の存在だったピーナツバター。アメリカ人の夫が小腹がすくたびにピーナツバターをスプーンですくい、そのまま(!)味わっているのを見るにつけ、カルチャーショックを感じずにはいられません。

 息子が生まれてからは、アメリカの子ども向けのおやつにピーナツバターがよく使われていることを知りました。今回は、そんなピーナツバターのあまり知られていない魅力と定番のレシピを紹介したいと思います。

ピーナツバターの知られざる効果

 毎日、朝食やおやつなどでスプーン1、2杯分、少量摂取することで、豊富なビタミンとタンパク質、植物由来の脂肪酸により、子どもの健康的な体づくりを促進する効果が期待できます。ほかにも、β シトステロールはアンチエイジングなど美容効果、ダイエット効果、更年期障害の予防効果があるとして注目されている成分。これを聞けば、ママも一緒に食べたくなりますよね。

おいしくておなか満足! ピーナツバターの活用方法

 それでは、レシピを紹介しましょう。どれも簡単にできるものばかりなので、子どもと一緒に手づくりしてもいいですね!

●PJサンドイッチ

PJサンドイッチ

[材料](1人分)

・8枚切の食パン 2枚 (お好みでトースト可)
・ピーナツバター 大さじ2
・好みのジャム 大さじ1
・はちみつ 小さじ1 (なくても可)

[つくり方]

(1)食パンはそれぞれ片面にピーナツバターを塗り、どちらか一方にジャムとはちみつも載せる。

(2)(1)をサンドし、食べやすい大きさにカットする。

 アメリカではこれがランチという子どもも多い、代表的なレシピ。甘めのピーナツバターを使う場合は、はちみつを入れなくても良いでしょう。ジャムは甘酸っぱいイチゴかラズベリーがオススメです。ちなみにPJのJはジャムではなく、ゼリー(Jelly)。もともとブドウのゼリーを使うのが王道でしたが、今はジャムが多数派のようです。

●ピーナツバター&バナナトースト

ピーナツバター&バナナトースト

[材料](1人分)

・6枚切の食パン 1枚
・ピーナツバター 大さじ1
・バナナ(輪切り) 1/2本
・はちみつ 大さじ1

[つくり方]

(1)トーストした食パンにピーナツバターを塗る。

(2)(1)の上にバナナを敷き詰めて、はちみつを回しかければでき上がり。

 バナナをカットせずに、丸ごと食パンでくるっと巻いてロールサンドイッチにしてもOK!トーストではなく、パンケーキやクレープに応用してもおいしいと思います。最近ではフレンチトーストのアレンジとしても人気です。

●セロリのピーナツバターディップ

セロリのピーナツバターディップ

[材料](1人分)

・セロリ 1本
・ピーナツバター 大さじ3
・好みのドライフルーツ 適量
・好みのクラッカー 適量

[つくり方]

(1)セロリを長さ5センチくらいのスティック状に切る。

(2)ピーナツバターを添え、好みのドライフルーツとクラッカーと一緒に盛りつける。

 初めて見たときは衝撃でしたが、じつはトーストより歴史のあるピーナツバターの使い方。セロリとの相性も抜群です。ピーナツバターをマヨネーズやヨーグルトと混ぜると、よりマイルドになって日本人好みかもしれません。

 いかがでしたか?わが家がよく買っているピーナツバターはJifのものですが、日本だとSKIPPYのほうが手に入りやすいかもしれません。ぜひ、お試しを!

【Noriko】

 アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する