身近なものを使った、財布にも環境にもやさしい「節約家事」のスペシャリスト、よしママさん。どこにでも手に入る材料でおうち仕事が簡単&楽しくなれば、暮らしの質もアップ!今回は、大掃除の時期よりぐんとラクできる、今が狙い目の掃除エリアについて。
今だから掃除したい場所5選
日本の大掃除と言えば年末ですね。でも寒さのせいで油汚れが固まって落ちづらかったり、お風呂掃除で凍えそうになったりしたことはありませんか?寒い思いをして、汚れ落ちもよくないと、掃除が嫌いになってしまいます。
じつは、まだ本格的に寒くなる前に掃除しておいた方が、格段にラクなポイントがあるんです。それは、油汚れが気になる場所と水回り。ここでは、この時期におすすめの掃除場所を5つ紹介します。
1.キッチンの換気扇
油は真冬になると固まってしまい、なかなか落ちませんが、まだ気温が高いうちなら、汚れを落とすのもずっとラク。
やり方ですが、まずは、自宅の換気扇の取扱説明書に従って、整流板やフィルターなどムリなく外せるパーツは外しましょう。
外したパーツは、ぬるま湯500mlに対してセスキ炭酸ソーダを5gの割合で溶かした、セスキ水につけ置きします。取れない本体部分やレンジフードには、セスキ水を古布やペーパーに含ませて、ラップでおおって1時間ほど湿布をすると汚れがゆるみますよ。
2.キッチンコンロ
キッチンコンロやその周辺も、まだ暑さが残る時期の方が汚れが落ちやすいです。換気扇と同じようにセスキ水をスプレーしたペーパーで湿布し、しばらくおくと油が浮いてきます。
3.窓
水を使った掃除も今がチャンス!まだ寒くないので、ちょっとぐらい濡れても気になりません。おすすめポイントは窓ガラスです。
わが家では、洗面器に水をくんで窓辺に置き、窓ガラス用のブラシに水を染み込ませながら、ガラスを磨いていきます。磨き終わったら、水分をワイパーでふき取るだけ。
水が多少かかっても、暑いので気持ちがよいくらいです。
4.お風呂場
お風呂場も、天井や窓など高いところまであちこち掃除するとなると水びたしになります。なので、もちろんチャンスは今の時期!
天井はフロアモップにマイクロファイバークロスなど、水だけで汚れがおちるクロスをつけてふくだけでキレイになります。カビが気になる場合は、クロスの代わりに塩素系漂白剤を染み込ませた古布を使いカビをふいたのち、濡らしてしぼった別の古布などでふき取ります。
漂白剤に直接手で触れたり、目に入ったり、酸性の洗剤と混ぜたりしないよう、商品の説明書をしっかり読んで気をつけてくださいね。
5.ワックスがけ
防寒用のラグやカーペットや、暖房家電なども出ていないこの時期は、床に置かれたものが、じつはいちばん少ないんです。ぜひ、おすすめしたいのがフローリングのワックスがけ。ものをどかす手間が最小限ですみ、ワックスも乾きやすいので、寒くなる前にお掃除してみてください。
今は身につける衣類も冬に比べて少ないので体が動かしやすい季節です。まだ暖かい日も多いので、多少衣類が汚れたり濡れたりしても洗濯してもすぐに乾きます。
暑さがぶり返すときもありますが、バテないようにしっかり水分補給して、休憩をいれながら楽しくお掃除しましょう♪
【よしママさん】
茨城県在住。9歳と7歳の子をもつお掃除大好き主婦。ブログ「
節約ママのこだわり掃除」では、時短&家族にやさしい掃除、洗濯を研究。著書に『
家族が笑顔になる おそうじの魔法』(日本文芸社刊)