日常使いするもの、たとえば実用品やアクセサリーなどを、センスよく飾りながら収納できれば、それはもう立派なインテリアに。生活感は抑えて、自分の趣味や人の気配を感じさせる、ちょっと温かみのある演出がポイントです。インテリアの達人が行うおしゃれな収納方法をご紹介。
日常使いするものを見せて、人の気配を感じる温かいインテリアに
●スプーンをガラスの器に入れてオブジェのように見せる
すべての画像を見る(全5枚)スプーンをカップなどに立てるのは一般的だけれど、すっぽり入る背の高いガラスの器に入れるとオブジェみたいになって、おしゃれ度がぐんとアップ。「ガラスなので、お気に入りのスプーンの柄やデザインもすべて眺められます」(インテリアショップを営む、おさだゆかりさん)。
●おしゃれなカゴをつるして、根菜をイン!
タマネギやジャガイモなどの根菜は、見た目がおしゃれなワイヤのカゴに入れ、S字フックでキッチンにつるす収納に。「在庫が把握できて、買い忘れ防止にも。カゴの中に紙を敷いておくと汚れません」(スタイリスト、大沢早苗さん)。コロコロとした根菜の姿に、ちょっと心が和みます。入っているものによっては、季節を感じることも。
●キッチンの道具や器類は、テーマを決めて、まとめて見せる!
オープンの棚に、素材やカラーをそろえるなど、テーマを決めてキッチンで使う道具や器、カップなどを収納してみましょう。テーマがあればまとまった印象になり、ごちゃつき感も出ません。自分の趣味やテイストを、さりげなく訪問者にアピールすることもできます。「私のキッチンでは、いちばん目につく中段にはガラスを置き、軽やかさを出しています」(おさださん)。
●帽子やバッグを壁に飾りながら収納
壁にバーを設置。そこに、長さ違いのS字フックを交互にかけて、帽子やバッグを引っかけ収納しています。「これなら重ならないので、全部を見渡せ、使いたいものがさっと取りやすくて便利です」(大沢さん)。身につけるものおしゃれだから、当然そのままインテリアとしても違和感なし!
●アクセサリーは色で分けてフックに
アクセサリーはフックにかけて収納。「色別に分ければ見た目もすっきりし、選びやすいんです。フックはかける部分が深く曲がっていて落ちにくいものを選ぶといいですよ」(大沢さん)。ちょっと壁の色がさびしいなと思ったら、ぜひマネしたいアイデア。
【北欧雑貨店オーナー:おさだゆかりさん】
雑貨ブランドでバイヤーを経験したのち、2005年にオンラインショップと予約制の店舗『SPOONFUL』を運営。
http://www.spoon-ful.jp/【スタイリスト:大沢早苗さん】
ナチュラルで洗練されたスタイリングが人気。著書『
めんどうくさがりやのあなたが気持ちよく暮らすゆる家事のコツ』(成美堂出版刊)でライフスタイルを紹介