自宅で定期的に「お片づけゼミ」を開講している、整え方アドバイザーの阪口ゆうこさん。ゼミで訪れる人に見せると、いちばん驚かれるのはキッチンの「アレ」だそうですが…。
公開! わが家の“すっからかん”冷蔵庫
「お片づけゼミ」に来てくださる方に見せると、「ウワァーーーーーー!ありえない!」…なんて絶叫かつ驚きを生むのが、わが家のミニマル冷蔵庫。
週に1度買い出しに行って、翌週の買い出し日までに食べきるシステムです。
なので、買い出し日の金曜日は、今日冷蔵庫を買ってきたのかっちゅうくらい、すっからかんです。そもそも冷蔵庫は食品を保管する場所なので、できるだけ清潔を保ちたいのです。これから自分が食べるものを置いておく場所として、「汚い」っていうのは、ちょっと抵抗ありませんか…??
食べきりスタイルだと1週間に1度掃除ができます。なので、庫内の年末大掃除なんかは不要かと思いますよ。食べきりにする大きなメリットのひとつです。
ぎゅうぎゅう冷蔵庫はなんのため?
そもそも、なんのために冷蔵庫にものを詰めているかを見直してほしいんです。
ひと言で保管といっても、だいたいの冷蔵庫が中身が見えないシステム。つめ込んだら奥の食品が見えなくなっちゃって、やがて忘れられちゃって、期限が過ぎたり傷んじゃったりで食べられなくなっちゃって。まさに負のスパイラル。出し入れするにしても掃除するにしても、ある程度余裕がある方が好ましいです。
冷蔵庫は食べ物を保管するもの。やっぱり、食べられるものを入れないと。だったら、食べきれる量だけ入れましょう。
家族と決める! わが家の買い物システム
毎朝金曜日の朝食時の会話は同じ。「今日は買い出し日です。来週はなにが食べたい?」だいたい息子が「焼肉!」やら「カニ!」やらと叫んで、私がスルーするというくだりを何年もやってる気がします。
夫と息子と娘にそれぞれ食べたいメニューを聞き出し、献立に反映させ、それをつくるために必要な材料を買い物リストに書き出します。1週間のうち、3日間は家族のリクエスト、2日間は私のためのラクにつくれる手抜きメニュー、残り2日間は余った食材でつくれるようなものを考えます。
たとえば、息子がハンバーグ、娘がオムライスとポタージュスープ、夫が豚肉のショウガ焼きというリクエストだったら、合挽きミンチ、タマネギ、コーン、ピーマン、ニンジン、豚肉、ショウガ、サラダ用の野菜…と買い物リストをつくっていきます。
そして、手抜きの日のために、カレーのルーを買って合挽きミンチの残りでキーマカレーにしようか、とか、アスパラを買って豚肉の残りでアスパラの肉巻きにしようか、とかね。食材のたし算でメニューを決めていきます。
これで冷蔵庫は1週間でばっちりからっぽに!でも、手抜きメニューを週末早々につくってしまって、後半しんどい献立しか残ってない!なんてことがザラな私。日々これ精進。テヘペロっす。
【阪口ゆうこさん】
整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。「
HOME by REFRESHERS」を更新中。9月末に初の著書『
家族がいちばん。だからきちんと選べる。きちんと使える。ゆるミニマルのススメ』(日本文芸社刊)を発売予定