寒くなると食べたくなる焼きイモ。家でもつくれますが、手順がシンプルなだけに、焼き方でおいしさが変わってしまうのが難しいところです。

ここでは、東京都世田谷区豪徳寺にある「やきいも専門店 ふじ」の店主・上原さんに、家庭のオーブントースター(1000W)で簡単にできる焼きイモのつくり方を教わりました。

焼きイモ専門店に聞く!オーブントースターでつくるおいしい焼きイモ

この焼き方をマスターすれば、自宅でおいしい焼きイモがつくれちゃいます!

(1)サツマイモの端を切り落とし、焼きイモに向くかをチェック

【OK】断面が黄色く、焼きイモにおすすめ!
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断面が黄色っぽいものが焼きイモ向き。白っぽいものは料理などに使いましょう。

【NG】断面が白いサツマイモは料理に使いましょう

「太さで味は変わらないので、火のとおりがよい細めのものを選ぶのがおすすめです」

(2)水洗いし、オーブントースターへ

水で洗い、湿った状態から焼くことで、しっとりとした仕上がりになります。タイマーは20分に設定。

「1月頃までの『新イモ』は水分が多いので長めに、それ以降は短めに焼きます」

(3)10分ほどしたら様子を見て上下を返す

焦げつかないよう、10分したら一度様子を見ます。片面の色が変わっていたら上下を返し、もう10分ほど加熱。

焼けていない場合は様子を見ながら再度加熱します。

(4)20分を目安に竹串を刺し、火のとおりを確認する

焼き始めから20分程度で竹串を刺し、火のとおりを確認します。

「抵抗なく竹串が入ればでき上がり。イモの大きさなどで焼き時間は変わるので、その都度調整してください」

(5)ホクホク焼きイモの完成!

焼きたての焼きイモは、甘味が強くてホクホク。湿らせてから焼いたので、パサつかずにしっとりしています。

●焼きイモを冷凍した「冷やしイモ」も人気

店主・上原さんもおすすめする食べ方が「冷やしイモ」。焼きイモをそのまま冷凍し、自然解凍して食べます。

「冷やすことでより甘味が増し、イモようかんのような食感になります」

●石焼きイモ風になるグッズも!

家庭で再現するのは難しい石焼きイモですが、最近ではくるんでオーブントースターで焼くだけで石焼きイモ風になるグッズも売られています。

黒いアルミ箔の効果で、サツマイモの糖度が増え、甘味がアップ。熱の吸収率が上がるので時短にも。

中までしっとりホクホクに! 

これからの季節、家で気軽に焼きイモを楽しみたいですね。