40代となって「自分ががんばりすぎなくても家族から不満が出ない、みんなが居心地がいいと思える暮らし方」を実践するようになった若松美穂さん。カリスマ主婦としてがむしゃらに過ごしてきた時期を経て、自分自身のための時間を過ごすことが大切と考えるようになりました。「その時間をつくるためにはどうしたら家事が効率になるかと、ずっと研究しています」。そんな若松さんが、毎日の暮らしの中で実践している家事コツを紹介してくれました。
すべての画像を見る(全5枚)手を抜いてもOKなことは意外にたくさんある!
●洗濯物はハンガーのまま各自の部屋へ。あとは家族にたたんで片づけてもらう
活動的な子どもが2人ということもあり、どうしても洗濯物の量が増えがちに。そこで若松さんが考えたのが、それぞれの部屋のドアにフックを取りつけること。乾いた洗濯物はそこにかけたり、ベッドの上に置いておくだけ。自分のものは自分で片づける習慣とともに、「あれどこ?」と聞かれる時間や手間が減りました。
●シワだらけになった洋服はアイロンがけより「ドライ」で洗濯してしまう
タンスの中に長い間収納していたらシワシワに…。あわててアイロンをかけるってことありませんか?「シワになってしまった洋服を一生懸命アイロンがけするよりも、前日のうちに洗っておいた方がラクですよ」。
●洗濯槽まで洗える洗剤を使用。時短や効率アップだけでなく節水にも効果あり!
「洗濯物の汚れって、洗濯機自体が汚れていると取りきれないんですよね」と、以前はこまめに洗濯槽の掃除までしていたという若松さん。洗濯時に洗濯槽の汚れまでしっかり落としてくれる洗剤を見つけてからは、「この洗剤にすべておまかせです」。
●娘や自分のブラウスは見えるところだけアイロンがけを
「ブラウスのアイロンがけは、衿や袖を丁寧にプレスし、あとは見えるところだけと、かなり手を抜くようになりました」。ベストや上着で隠れるシャツなら、背中や前身ごろはざっくりかけるのみに。
【若松美穂】
1972年、宮城県生まれ。お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすエッセレポーター。料理好きの夫と長女(17歳)、二女(13歳)の4人家族。著書に『
理想と違う自分を好きになる』(双葉社)『
主婦が幸せになる53の方法』(双葉社)など