「家計簿よりもラクで、しかもお金も貯まる!」と今話題なのが、「献立ノート」です。毎日の献立をノートに書いていくだけで、なぜお金が貯まるのでしょうか?
かつて月5~6万円かかっていた食費を2万円台までスリム化することに成功し、献立ノートの使い方が書籍化までされた節約ブロガーのぽんたさんに教えてもらいました。
4人家族で、食費が月2万円台に!ぽんたさん流献立ノートの詳しい使い方
ぽんたさん流献立ノートのメリットは、毎日の献立だけでなく、ストックや新しく買った食材なども1週間単位で記入することで、情報を一元化できること。
「今家にどんな食材があるか」を把握すれば、あれこれと余計なものを買いたすこともなく、やりくり上手になります。食費が減って、結果節約に。
おもな使い方は、以下のとおり。
A:食材の買い出しは、基本的に週に1回。買い物に行く前に家にある在庫を調べ、記入します。
B:ストックリストとネットチラシを見ながら1週間の献立をざっくりと考え、買うべきものを記入。手帳にそのまま書くのではなく、持ち運べるサイズの紙に書いて、買い物に持っていき、帰宅したらはりつけます。
C:1週間のレシピの予定を記入します。ストック食材の使いきりを意識するのがポイント。
D:実際の献立を記入していきます。子どもの給食など、メニューがわかっているものは事前に記入しておき、献立がかぶらないように気をつけます。
今回は、各スペースの詳しい使い方を、重点的に伺いました。
●<A>ダブり買いを防いで、食材を使いきる
パスタなどの乾物、根菜などの日もちがする食材は、買ったことを忘れてしまいがち。
いつの間にか賞味期限がきれてしまったり、開封済みのものがあるのに同じものを買ってしまう「ダブり買い」したりするのを防ぐために、家にある在庫を把握するのが、買い物上手への近道!
●<B>使った食材には線を引いて最新の在庫を把握
1週間分の買い出しリスト。複数個あるものは、○をその数だけ書いておきます。料理をつくったら、使った食材や数量の○に線を引き、最新の情報に更新。
「リストと実際の在庫をノート上でリンクさせておけば、冷蔵庫まで行かなくても在庫がわかるので便利です」
●<B>時間がないときは買い物リストをレシートで代用
疲れたときや忙しいときは、無理しないのが続ける秘訣。
「買い物リストをつくる余裕がなければ、買い物後にレシートをはって、使ったものをチェック。適度にラクするのも大事です」
●<C>つくったメニューはチェックボックスにチェック
週末に考えたメニュー案の料理をつくったら、ボックスにチェック。「残りの食材でなにをつくれるかがわかり、週の後半になってもあわてません」。メニューを変更したり、全部にチェックがつかなくてもOK。
缶詰を常備しておくと、献立に悩んだときに便利。この日はサバ缶と大根の煮物をつくりました。缶詰をうまく取り入れることで、献立のバリエーションが増えるだけでなく、適度に手抜きもできます。
●<D>その日につくったメニューを記入する
夕食後に、その日食べたものを記入。ノートの左側1列に朝と昼、真ん中に夕食のメニューを書きます。
「日課にしていますが、忙しいときは、2、3日分まとめて書くことも」
●<D>前日の残り物には赤丸をつけ、使いきれた達成感を
つくったおかずも残さず食べきることを意識しているぽんたさん。残り物やリメイクしたメニューには、赤い丸印をつけて使いきったことのサインに。「赤丸がたくさんある週は、達成感もひとしおです」