整え方アドバイザーとして、暮らしの上手な回し方を教える阪口ゆうこさん。自他ともに認める、ズボラ&家事嫌いながら、仕事・家事・育児をムリなく両立させています。今回は、お片づけゼミでもよく質問されるという「ものの捨て方」について。
捨てるの、しんどいですよね
すべての画像を見る(全3枚)嗚呼、スッキリを手に入れたいのにものが全然減らない! そんな人は多いです。というか、そんな人が大半です。
私はミニマリストですが、ものを捨てるときはかなり慎重派さん。むやみに捨てろとは言いません。でも、あなたはどうしてそんなにも捨てられないのでしょう?原因をひも解いてみたら、意外とあっさり手放せる…なんてことも、あるかもしれませんよ。
タイプを知れば、ラクに捨てられる!
ものが捨てられないという人は、以下の4つに大別できます。ちょっとものの見方を変えれば、驚くほど簡単にものを手放せるようになりますよ。
・タイプ1「思いが重い」
いちばん多いのは、この感情が入ってしまって捨てられないタイプです。「使ってないけど好き」「思い出があるから捨てられない」…。だったらもう解決策はひとつ。べつに捨てなくていいのではないでしょうか。捨てて心が寂しくなるのならば、それは心が安定する立派な必需品。
スペースをどんだけとってても、それがあることでほかのものが取り出しにくくなっても、心のなかでは「それにしても使ってねえな」と思っていても、心ゆくまで置いておいてもいいのではないですか?とってもとっても大切で、なにものにも替えられないものなんですよね? ね?…あれ?手ばなす気になってきましたか?
・タイプ2「気にしい」
次に多いのは、手ばなすのはしのびないというタイプ。「いただいた人に悪い」「譲ってもらったものだから捨てるのは申し訳ない」なんて、悩んでしまう人のことです。そんな、相手のことを慮りまくりなあなたは、先方の気持ちになってみましょう!
あなたがだれかにあげたものが、その家庭でまったく使い道がなく、置き場所すら悩みの種になっていたらどうですか? 私が贈った側なら、逆に責任感じちゃいますね。「気にしないで好きなようにしてね」と言いたくなっちゃいます。
・タイプ3「明るい未来予想」
このタイプの口グセは「いつか使うかもしれない」「また必要になる日が来るかもしれない」。だったら、こうも言えますよね。「いつまでも使わないかもしれない」「必要な日は来ないかもしれない」。どうですか?
・タイプ4「もったいないオバケ」
これもありがち。単純に「まだ使えるものなのに捨てるなんてもったいない!」というタイプです。うんうん、そうね。私もそう思います!じゃあ使いましょう!
でも、使い道や使う予定がない?じゃあ、その使わないものを置いておくスペースはもったいなくないんですか?
空間が変われば人生が変わる!
いらないものを手放せば必要で大切なものばかりの暮らしになってきます。クローゼットの中はどれを手に取ってもお気に入りの洋服ばかり。不要なものをどかしながらものを探したり、舌打ちしながら掃除をすることもなくなるでしょう。
ただし、減らしすぎは厳禁!あくまでも本当に不要なものを手放すだけに留めておくのがポイントですよ!
【阪口ゆうこさん】
整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。「
HOME by REFRESHERS」
9月末に初の著書『
』(日本文芸社刊)を発売予定