ミニマリストへの憧れはあるものの、実際にはものが増える一方…という人も多いのではないでしょうか。そこで、ほどよくものを減らす“ゆるミニマル”なスタイルで、すっきり暮らす達人をご紹介します。
手放さないルールを決めて、見た目はなにもない空間をキープ
すべての画像を見る(全6枚) ESSE2016年9月号「ほどよくものを減らしてすっきり暮らす」にも登場するnaomiさん宅は、部屋にものがなく、ガランとした印象。扉をあけた中はほどよくものが入っているものの、パッと見そうは見せないところが、“ゆるミニマル”の達人たるゆえんです。
そんなnaomiさんが“見た目になにもない空間”をキープするために意識しているのは、「手放さないルール」。そのルールの一部を、実際に手放さないと決心したものとともに教えてもらいました。
●ルール1 隠せる
食器が大好きだというnaomiさん。こだわって選んだ器やお気に入りのケーキスタンドは、たとえ使用頻度が低くても手放さず、大事にとっているそう。「その代わり、引き出しや棚の中で決めたスペースに“隠せる”分だけと決め、新しいものを買うときは入れ替え制にしています」。
普段、ご飯は鍋で炊くため、あまり使わないという炊飯器も棚の中へ。「週末に夫が手伝ってくれるときに使うので、手放しません。棚の中に隠せば、見た目に気にならないのでOK」。
子どものオモチャや書類など、ごちゃつきがちなものも手放さず、引き出しの中にしまいます。見えなければOKというゆるいルールに。
●ルール2 テンションが上がる
インテリアやアロマなど、お気に入りのものは手放さず、家事のモチベーションに。「その代わり、買うときは十分に検討を重ねます」。
家具は妥協せずにお気に入りが見つかるまで探し、購入後は手入れを欠かさないそう。「悩みに悩んで決めた白いソファは、定期的にクリーナーで磨いています。購入してから10年たちますが、今でもきれいなままです」。
旅先でラベンダーファームを訪ねるほど、アロマが好きなnaomiさん。「香りをかぐと癒されるし、よし、がんばろう!という気になります」。掃除などの家事をするときにも楽しんで、テンションアップ。
そのほか、家族が大事にしていたり、数が絞れるものなら手放さないというルールを決めているそう。また、「手放さないルールを決めると、自然と買うときに慎重になるので、ものが増えすぎることもない」んだとか。手放す理由より、手放さない理由を優先することで、ほどよくものを減らしていくnaomiさんの“ゆるミニマル”な暮らし方。ものへのこだわりが強く、手放すのが苦手という人にこそおすすめしたいです。
【naomiさん】
三重県在住。夫(42歳)、長男(5歳)、長女(5歳)の4人家族。住まいは4LDKの一戸建て。日々の暮らしや収納、ハンドメイド作品を紹介している
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