最近、お手紙を書いていますか?メールやSNSが主流の今、手書きの手紙は、古くて新しいツールとして、その価値が見直されています。手紙の書き方コンサルタント・青木多香子さんが、身近な人に喜んでもらい、人間関係をよりよくするだけでなく、自分も幸せになる「手紙の書き方」を解説。今回は、名脇役「切手」について。

差がつく!切手の貼り方3選

 手紙が届いて、最初に目に入る切手。手紙の、第一印象といっても過言ではありません。封を切る前から、相手に「おっ!」と思わせる、切手の貼り方をご紹介します。

 切手は、小さなアート。季節の花に、文化財、アニメのキャラクターなど1枚からでも楽しめます。季節感や相手の趣味にちなんだ図案など、センスの見せどころでもあるんです!

【貼り方1】耳残し

 切手シートの余白部分のことを耳紙と呼びます。植物や文化財を描いた切手の場合、ここに図案の説明が書かれていることも。この通常捨ててしまう「耳」の部分をあえて残して使うというのも、ひとつのテクニックです。

耳残し
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【貼り方2】イラスト化

 遊び心を持って、イラストを書き足したり、吹き出しにセリフを入れても◎。思わず笑顔になりますね!

イラスト化

【貼り方3】合わせ貼り

 さらに、切手を2枚、3枚と組み合わせることもできます。

 たとえば、昔の41円切手を2枚合わせて82円に、昔の40円切手と今の52円切手を組み合わせて92円に。絵柄の組み合わせ方で、あなたらしさをプラス。昔の切手は、切手専門店やネットで購入できます。

 せっかく貼るなら、テーマを決めて切手で遊んでみるのはいかがでしょう。受け取り手の喜ぶ顔、驚く顔を想像しながらどれにしようか選ぶのも、楽しい時間になりますよ。

【青木多香子さん】

(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタント。「人を癒し、励まし、幸せにする」手紙を広めるために雑誌、書籍、セミナーなどで活動。ブログ「

手紙、おくります。