好みの場所につるす、自立させる…。インテリアのテイストや家事動線に臨機応変に合わせやすい、袋を使った収納術が注目されています。
「袋ならとりあえず入れるだけで片づいて見えるし、壁にかけたり、狭いすき間に置いたりと収納場所も自由に決められるから便利」
そう語るのは、ESSEが注目する「袋収納」の達人・平塚さんです。
「入れるだけ」で完成する袋収納。「なじませ」と「位置」がポイントに
新年度になるタイミングで、模様替えをしたり、家を整理したいという人も多いでしょう。平塚さんは、袋を上手に使いこなして、インテリア性と収納力を両立。
上の写真は、白壁と木をベースにした、平塚さんの洗面所。細かいグッズが増えがちなスペースも、袋を上手に使いゴチャつきを防いでいます。
「入れるだけ」だからラクなのが袋収納。難しいルールはありませんが、2つのポイントを抑えることで、より使いやすくなります。
【ポイント1】袋の特長を生かして使う
風合いやデザイン、大きさ、素材など、袋ごとの特長を生かして使い分けることで、ナチュラルな平塚さんの家のインテリアにも、上手になじませています。
【ポイント2】家族が使いやすい場所に配置
平塚さんは、家族みんなが使う場所に袋を配置することも意識しているそう。
「それぞれが取りやすい高さや、しまいやすい場所を考えて置けば、夫や子どもも迷わず出し入れできます。『あれどこにあるの?』といちいち聞かれないから、お互いストレスフリーです(笑)」
細かいグッズが増えがちな洗面所は、袋収納で解決!
ここでは、袋収納を駆使した洗面所を見せてもらいました。
●袋を使ったゴミ箱を使いやすい高さに配置
布袋の内側にビニール袋を重ねて入れ、ゴミ箱代わりに。
「クリップで棚に留めるだけ。床置きよりもゴミが捨てやすく、掃除のじゃまにもなりません」
捨てるときは中のビニール袋ごと丸めて捨てればOK。宙に浮かせることで、掃除機をかけるときにわざわざ動かす必要もありません。
●夫が使う石けんのストックは、背の高さに合わせて取りやすく
ボディソープは使わない石けん派の夫が取りやすいよう、ストックは浴室近くの壁に配置。
「背が高い夫に合わせ、布の袋を取りやすい高さにつるし、管理もまかせています」
●散髪道具は大きめの袋にまとめてセット収納
子どもの散髪に使うバリカンやケープは、大きな袋にひとまとめにして洗面台の下へ。
「以前はカゴに入れていましたが、場所を取るので形が柔軟に変わる袋に変更しました」
●ゴチャつくものは袋に入れてざっくりしまう
美顔器やドライヤーなど、形がばらばらでゴチャつきやすいものは、大きめのオイルペーパー袋に入れ、カゴで収納。
「ざっくりしまってもばらつかず、中身も隠せるうえ、取りやすい!」
今のインテリアに取り入れやすい袋収納。気になったらぜひ始めてみて!