いつ人が来てもあわてない、そんな家にはどんな秘密があるのでしょう?ものの選び方、色や配置、小さな心配り…。訪問者の目を楽しませる仕かけがあれば、会話も弾みますよね。人気のインテリアブロガー、ひよりさんに、部屋づくりのポイントを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)お客様目線を意識したもの選びと配置+サプライズが重要
「わが家の場合、人を招いたときは、キッチン側を向いてダイニングテーブルに座っていただくことが多いので、そこからの視線を考えて、もの選びと配置に気を配りました」とひよりさん。様々な工夫で、ものの魅力をグッと引き出しています。「『これ、いいね』なんて会話が弾むのもうれしいですね」。
・食器の色がうるさく見えないように扉の枠で隠す工夫を
戸棚の中は、透明や白といった色みのない食器類で統一…と思いきや、じつは「高さ5㎝ほどの手づくりコの字ラックを入れ、色のある食器はこの下に収納。扉を閉めると、ちょうど枠に隠れる仕かけなんです」。
・お気に入りの皿は壁に飾って楽しむ
ダイニングの壁にかかった『アスティエ・ド・ヴィラット』の皿は、見た瞬間に気に入り、即購入したもの。お客さまにも評判だそうです。「お皿を壁かけできるプレートハンガーは、東急ハンズなどにもあります」。
・キャンドルをともしてスペシャル感を演出
「炎が揺らめくキャンドルが大好き」と話すひよりさんは、家のあちこちにキャンドルを置いています。「夕暮れに、ひとつずつともしていくと雰囲気が出て、お客さまも喜んでくれます」。確かに、サプライズ感抜群!底が盛り上がった耐熱ビンは、キャンドルが傾かないよう、砂を入れて安定。気軽に移動でき、どこにでも置けます。
・グリーンはフェイクとリアルのミックススタイル
木製のステップに並べたグリーン。じつは、いちばん上だけが本物で、あとはフェイクだそう。ちょっとビックリです。「全部リアルなグリーンだと手入れが大変。ミックスにすれば全部がリアルに見えるうえ、労力も半分ですみますよ」。
・あき箱を使ってファイルボックスの背を手軽に整列
リビングの棚に並べたファイルボックスには、カタログ類を収納。棚に少し奥行きがあるので、後ろにティッシュのあき箱を並べ、ぴたっと背がそろうようにしています。コード類もこのバックヤードに。
・ごちゃつく配線はアルバムで目隠し
リビングのコンセントは、背板のないオープン棚の中。「配線が丸見えなので、手前にペットのアルバムを立てました。大きめで動かしやすいので、掃除もラク。ちょうどよい目隠しになっています」。
・カラフルな本は背表紙を後ろにして本棚へ
階段を上がったところに設けた読書コーナー。イケアの本棚を置いていますが、ここも白で統一してすっきり。「カラフルな本は、並べると目にうるさいので、背表紙が表に出ないように入れています」。