収納に欠かせないバスケット。天然素材、ワイヤ、ビニール、プラスチック製など、バリエーションが豊富で、どの家にもひとつはあるのではないでしょうか。では、なにを目的としてバスケットを使っていますか?ゴチャつくものを隠すため?まとめると便利だから?なんとなく??バスケットを上手に使いこなすには、バスケットの選び方と置く場所が重要なんです!

スッキリ見せるポイントは、見える「面」と「色の数」

バスケット収納3つのポイント
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 容量が同じくらいの2つのバスケットを例に見てみましょう。中身はカラフルなハンカチです。左右、どちらの方がスッキリ見えますか?もしくはどちらの方が散らかって見えますか?

 スッキリと見せるポイントは、2つ。見える「面」と減らすことと、「色の数」を減らすこと。ハンカチ5枚をそのまま置くと、最低でも5つの「面」が目に入ります。カラフルなら、なおさら散らかって見えてしまうのです。それをバスケットに収納してしまえば、「面」と「色数」を減らすことができます。

 しかし、どうでしょう。

画像左

のバスケットは網状なので、中身が見えています。あまりスッキリとした感じはありませんね。スッキリ見せたくてバスケットに収納するなら、右側のような穴が空いていないタイプをオススメします。

高さを味方につけて、スッキリ感と使い勝手をUP!

バスケット収納3つのポイント

 目線の高さ、目線より少し低い位置、さらにもっと低い位置の3か所に、同じバスケットを置いてみました。高さによって、見え方は随分違うようです。目線の高さならば、中身が見えないのでとてもスッキリして見えます。

 しかし、中身はなんだっけ?と忘れてしまう危険が。ラベルシールを貼るなどの工夫をしてみましょう。目線より下にいくと、中身がよく見えるようになります。中身が見えるということは、散らかって見えがちですが、どのバスケットになにが入っているか一目瞭然なので、取り出しや片づけもラクになります。使う人の身長によっても、見え方や使い勝手も違いがあります。使う人に合わせた高さに置いてみましょう。

簡単収納のカギは、バスケット上の空間!

バスケット収納3つのポイント

 棚やカラーボックスにバスケットを置く場合、重要視したいのが、バスケット上の空間。棚の高さにぴったりのバスケットを置けば、「引き出す」というもう1つのアクションが必要になり手間が増えますが、棚板で中身を隠せるというメリットも。「私は見た目よりも簡単に片づけたい!」という人は、バスケットの上に空間をもたせましょう。

 収納しているモノをサッと入れられる空間があれば、片づけはワンアクション!ほんの少しの差ですが、バスケット上の空間次第で大きな効果を生むのです。

 ほんの少しの差ですが、選び方や置き方によって、ラクになったり、見た目がスッキリする、バスケットの収納術。リビングは見た目を重視、水周りは使い勝手を重視など、場所ごとに使い方を変えてみるのもいいですね。

【甲島慶子さん】

整理収納サービスGirasol-ヒラソル-主宰。整理収納コンサルタント。千葉・茨城県内にて整理収納サービスを提供。子どものいる家庭の整理収納を得意とする。夫と小学生の娘2人の4人暮らし。『

整理収納コンサルタントの楽ちん収納術

』を更新中。