面倒に感じてしまう掃除や後片づけ。じつは順序の組み立て方次第で、ずっと楽になることも。なにかと忙しい午前中は、時間の使い方にとくに気を使いたいものと、ハウスキーピングを主宰するミセス美香さんは言います。「効率を考えながら動けば、余裕も生まれます。なにより、朝体を動かして洗濯や掃除をすませると、その日一日を気持ちよく過ごせます」。
家事のプロが実践する、超効率的な朝家事スケジュールをご紹介!
手順がキモ!朝家事スケジュール
手順1.朝いちばんに洗濯機を回す【50分で】
「洗濯には50分かかるので、起床後、着替えるより先に洗濯機のスイッチを押すのを習慣にしています」。あとは洗濯機におまかせで、その間にお弁当づくりや食後の準備など、比較的時間のかかる家事をすることに。
手順2.ストックおかずを使い、お弁当づくりの時間を短縮【20分で】
すべての画像を見る(全5枚)お弁当は、前日の夕食の残りや、ストックおかずをアレンジして時間短縮。たとえば、週末にまとめてつくった肉団子にケチャップソースをからめたおかずとつくりおきのトマトマリネに、おにぎり、簡単フルーツデザート、スープをプラス。
手順3.朝食は同じ内容にし、配膳は各自が行うルールに【15分で】
毎朝メニューに迷わなくていいよう、朝食はパン、スープ、サラダ、紅茶、フルーツを定番に。「スープは前の晩に多めにつくったものを温めます。あとはサラダの野菜とフルーツを切り、紅茶をいれるだけなので、15分もあれば終了します」。30分ほどかけて食べ、配膳・片づけは夫と子どもが各自でする決まりに。
手順4.洗い終わった洗濯物はなるべく早く取り出し、シワを伸ばす【5分で】
朝食を食べ終わった頃には洗濯が終わっているので、シワにならないようなるべく早く取り出し、ざっくりたたんで洗濯カゴにかけておきます。「取り出しながらどの部屋にしまうものなのか分けておくのがコツ。このまましまう部屋ごとにグルーピングして干せば、取り込んで片づけるときに効率がいいんです」。
洗濯物のシワを伸ばしたら、洗濯カゴの4つの縁に、キッチン・リビングにしまうもの、夫婦の寝室にしまうもの、洗面所にしまうものに分けてかけておきます。
手順5.食器を洗うついでにコンロの掃除もすませる【10分で】
食器洗いは食後すぐに行えば、汚れがこびりつかず簡単にきれいに。コンロの油汚れも同様に、固まらないうちに落とすのがコツです。「食器洗いの前にコンロに洗剤をかけておけば、食器を洗っている間に洗剤が浸透し、さっとふくだけできれいに。コンロ掃除が5分で終了します」。
手順6.洗濯物はしまいやすいように人別、収納場所別に干す【10分で】
食器洗いとコンロ掃除が終わったら、シワを伸ばしておいた洗濯物を干します。すでにしまう部屋ごとに分けてあるので、そのカテゴリーを崩さないよう干せば、取り込んですぐそれぞれの部屋に持っていけてラク。「たたむのが面倒なので、乾いたらそのまましまえるよう、私の服はすべてハンガーに干しています」。
バスタオルなどの大きな洗濯物は、生地同士が重ならないようにし、大きめの小物干しにジグザグにつるして干すと風がとおって早く乾きます。