食材を腐らせた、すでにもっている調味料をダブり買いしてしまった、まとめ買いしすぎて収納スペースがパンパンになり、在庫を探すのが面倒になった…。これらの行為はすべて、お金をムダ使いしているのと同じこと。一見遠回りに見えるかもしれませんが、節約したいなら、上手な在庫管理こそがカギなのです。

食材ロスをゼロに!節約につながる在庫管理テクニック

そこで、節約意識の高いESSE読者が実際に行っている在庫管理テクニックを集めました。在庫管理がスムーズにいけば、食材ロスがなくなり、節約でき、ムダなスペースも減らせて、一石三鳥!

●冷蔵庫にトレーを置き「早めに食べるコーナー」をつくる

冷蔵庫にトレーを置き「早めに食べるコーナー」をつくる
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食べ忘れを防ぎたいなら、とにかく目のつくところに置くのがポイント。そこで冷蔵庫の定位置にトレーを置き、ちょっとだけ残ったベーコンやソーセージ、つくりおきおかずなど、賞味期限が近いものを集めておきます。こうすれば食材ロスゼロに! 「早めに食べるもの」などとトレーにラべリングしておけば、家族も気づきやすくなります。

●冷蔵庫は週末ごとにからっぽに

「常に冷蔵庫がパンパン」という人は、もしかしたら毎日買い物をしているからかもしれません。たとえば、平日会社帰りに食材を買っているなら、週末は買い物をせず、冷蔵庫に残ったものだけで料理してみては。毎週ごとに冷蔵庫をからにすることで、賞味期限ぎれとは無縁に。また、からっぽだと掃除もしやすくて清潔!

●保存容器は透明のものだけに

せっかく食べ物を保存していても、容器から中身が見えないと、つい忘れてしまいがち。ほうろうや柄つきの容器もすてきですが、冷蔵庫で使う保存容器は思いきって透明なものに統一するのもひとつの手です。100円ショップでもそろえることができるので、チャレンジするハードルも低めです。

●冷凍野菜は冷凍室で50音順に並べて重複買い防止

野菜価格の高騰もあり、冷凍野菜を活用している人も多いのでは。ただし冷凍野菜はパッケージが似ているため、適当につっ込んでしまうと、なにを買ったか把握できなくなることも。右から青ネギ、コーン、ブロッコリーなど、50音順に並べておけば、重複買いを防止できます。

●食材の在庫をふせんに書き、カレンダーにはっておく

野菜や肉、乳製品など足が早いものの賞味期限を、ふせんで管理をするテクニック。購入したらふせんに食材名を書き、カレンダーの賞味期限の日にはり、使い終わればはがすだけ。在庫を常に意識できるから、ムダも出ません。

●スマホのメモで在庫管理

スマホのメモで在庫管理

開封ずみの調味料があるのに、同じものをまた買ってしまった…。そんなムダを防ぎたいなら、在庫をスマホにメモする習慣をつけてみては。冷蔵庫の食材や調味料、乾物など、項目ごとの在庫をメモ。開封ずみと未開封も色分けしておけば、在庫が一目瞭然です。家でもスーパーでもすぐ確認できるので、ダブり買いがなくなります。

●野菜室の上段は日もちしないもの、下段は日もちするものに

野菜を腐らせずに上手に管理したいなら、冷蔵庫の野菜室の構造を活用しましょう。上段には葉野菜やキノコ類、カットした野菜など、早めに食べきりたいもの、下段には日もちする白菜やキャベツなどを入れます。料理の際は上段からチェックするようにすれば、効率的。

●調味料のストックは1つまで

特売のときに、ついまとめ買いしたくなるのが調味料。でも結局管理しきれなくなるならムダです。ストックは1種類1つまでと決め、特売は意識しない方が、長い目で見ると節約になります。