「うちは古い家だからおしゃれなインテリアは無理…」なんて諦めていませんか?欠点のように思えるおうちの“古さ”を上手にいかせば、レトロでおしゃれな部屋をつくることができるんです。
『ESSE』8月号「おしゃれに片づく!達人の最新部屋づくり」にも登場する、仁藤さんの住まいは築30年以上の日本家屋。古さを逆手にとって、インテリアを楽しんでいる仁藤さんに、おしゃれな部屋づくりのテクを教わりました。
ナチュラルな素材をいかして、どこか懐かしい雰囲気に
●年月を重ねた家具を、リビングのアクセントに
年月を重ねたレトロなタンスがしっくりくるのは、古いおうちの特権。
「引き戸棚のなかに無印良品の引き出しケースを重ね入れれば、使いやすさもばっちり。裁縫道具やレターセットを収納しています」
●収納グッズは、木やカゴなどナチュラルな素材のものを選ぶ
こまごましたものは、床や壁の色調になじむ、カゴや木のケースにまとめましょう。「レトロ感のあるブリキ素材などでちょっと変化を加えても、おしゃれに。余白をつくって並べるとすっきり見えますよ」
●昔ながらの暗い玄関も、白板で軽やかなイメージに
日本家屋特有の、砂壁やタイルの床の玄関は、そのままではどうしても暗い雰囲気になりがち。「白い板を打ちつけて、ナチュラルで軽やかな雰囲気を出しました。白いゲタ箱もDIY。もっている靴がすべてしまえるサイズに」
●家の雰囲気とスペースにぴったりな収納棚をDIY
洗面台を新調したのですが、古い日本家屋では浮いてしまいました。そこで、床に合う色味の木材で棚をつくり、両サイドへ設置。「隙間を有効活用でき、洗面所の統一感も生まれました」
築30年以上の日本家屋に合うナチュラルなインテリアで、温かみのあるお部屋をつくっている仁藤さん。ぜひ参考にして、どこか懐かしくて心地よい空間をつくってくださいね。
【仁藤美樹さん】
静岡県在住。夫、長女、長男、二男の5人家族。趣味のDIYの腕前を生かして自宅や公民館で木工教室を開催、講師を務める。
『「ESSE収納&インテリアグランプリ」のベストアイデアをまとめました』(扶桑社刊)にも登場。HPは
http://nonomise.exblog.jp