飾り方やちょっとしたひと工夫で、お金をかけなくても家をおしゃれに変身させることはできます!100円グッズに手を加えて、アンティーク感あふれる部屋に大変身させるワザを、ルームスタイリスト・瀧本真奈美さんに教えていただきました。
2つのツールで新品アイテムをアンティーク調に
<ツール1>ブライワックス
ブライワックス社製のジャコビアンという色がおすすめです。木に塗ったり、金属の雑貨にムラに塗ってサビのように見せることができます
<ツール2>チョークボードペイント
これで雑貨を塗ると、アイアン風に。真っ黒になりすぎない色みと、すぐに乾く点が◎。白いペンキを混ぜてグレーにしてもいいでしょう
どちらも塗り方は簡単。使い捨て手袋をして、ペイントやワックスを指にとって塗るだけ。ホームセンターなどで購入できます。
【製菓型にワックスを塗りサビた味わいあるオブジェに】
100円の製菓型に色つきワックスを塗って。「手袋をはめてムラをつけて塗るとサビのように見えます。少しずらして前後に飾るといい雰囲気になりますよ」。
【箱でおしゃれなスイッチカバーを】
100円ショップで購入した箱を利用。「表面に文字が入っているのがかわいくて。フタの表面に色つきワックスを塗り、上部に両面テープではってスイッチカバーにしました」。
【100円のガラスビンにワックスを塗って、味わいを出す】
無色透明で味気ない100円のガラスビンも、色つきワックスをムラに塗るだけでアンティーク調に。「ドライフラワーを入れて飾っています。この背が低いビンの後ろに、背の高いブリキのピッチャーを置いてみました。高さにメリハリが出ておしゃれ感が出ますよ」。
【ジョウゴにペイントしてアイアン風の花器に】
ステンレス製ジョウゴをチョークボードペイントで塗り、アイアン風の花器に。ドライフラワーを飾ります。「ジョウゴの左のミルクピッチャーも同様に塗りました。手前にあるつり下げ式ハカリも、色つきワックスで加工。どれももとは100円です」。
【ベニヤ板とドライの植物でスイッチを演出】
テレビコーナーの壁のスイッチにも工夫を。ベニヤ板に色つきワックスを塗ったものを両面テープで上からはりつけました。「スイッチ脇には黒いストローをカットし両面テープでつけ、ドライのシャリンバイの実を挿しています」。
【100円のケーキ型を使い古されたように味つけ】
パウンドケーキ型を、チョークボードペイントに白いペンキを混ぜたもので塗って乾かし、さらに色つきワックスでサビ加工。「味わい深い仕上りに大満足。ドライのアジサイを飾っています」。キッチンカウンターなどに置いてオブジェに。
【特別編:チープなカゴにワックスを塗って重厚に】
こちらは100円グッズではありませんが、雑貨屋で買った安いカゴも、色つきワックスを塗って重厚感を出すとインテリアになじみます。「100円の箸置きの収納に使っています。紙ヤスリで表面をちょっと削って質感を出しました」。
【瀧本真奈美さん】
100円グッズやDIYが得意で、ブログ「
ルームスタイリスト瀧本真奈美のナチュラルアンティークRoom」にて情報を発信中。著書に『
lovelyzakkaの100円グッズでかわいい収納アイデア』(扶桑社刊)ほか