冷蔵庫はあくまでも食材を「一時的に」保冷する場所。なのに、使い切れなくて埋もれた食材が賞味期限切れになってしまったり、調味料だと数年単位で残っていたり…なんてこと、ありますよね。買った食材をムダなく食べきるために、冷蔵庫管理の簡単な方法をお伝えします。その方法とは…。

冷蔵庫の特等席に、どこの家庭にもあるアレを置くだけ

冷蔵庫の特等席に、どこの家庭にもあるアレを置くだけ
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 答えはバットです。画像のように、とにかく一番目につきやすい、すぐに手に取れる特等席に、バットを1つ置くだけ! 中には使いかけの食材や賞味期限が近いもの、あと少しで使い切れそうな調味料などをどんどん入れていきます。これらを冷蔵庫の中に点在させずにバットの中に集結させるだけで、死蔵食品の廃棄がグンと減るんです! うちではチルド室の真上がバットの指定席。さらに目立つようにテプラで「ここにあるものから食べる!」と記入しているので、夫もそこからなにか使うように意識してくれています(笑)。

 この日の画像の中身だと「コールスローの中にハムも入れて、ドレッシングにこの少しだけ残ってるバジルペーストも足してみようかな…」と、3つの食材と調味料を使い切ることができました!

ほかにもこんな使い方がある!

ほかにもこんな残り物&使い方

 使いかけの食材はもちろん、ほんの少しだけ残っている調味料や、乾物なども見つけたらここに入れておきます。調理をする際はまずこのバットを取り出して、「この中にあるものでなにかもう1品つくれないかな?」「つくろうと思っていたメニューの素材に足せないかしら?」と考えることで、サクサクと食材を使い切ることができるようになりますよ。

●まだまだあるバット収納の効果

 目的は「冷蔵庫内で点在する食材の死蔵品をなくす」ですが、ほかの効果もあるんです。

◎賞味期限が近い食材や調味料を見つける目が自然と身につくので、冷蔵庫全体も把握できるようになる

◎バットに入ってる食材をポンポンとネットのレシピ検索で入れていけば、自分では思いつかないようなメニューが見つけられる

 バットひとつで冷蔵庫の回転率が上がるこの方法、ぜひお試しくださいね!

【mocaさん】

整理収納アドバイザー。ハウスメーカー勤務の夫、 男女2児と暮らす、SOHOワーキングマザー。「お片づけノートを使った整理」「直感的に分かる収納」「ちょこちょこ掃除」で、時短ハウスキーピングを実践中。ブログ『

「お片付けノート」で 片付け体質になりました

』が人気。著書に『

1日5分! お片付けノート

』(扶桑社刊)