家事アドバイザーの毎田祥子さんが、着古したフリースを「切るだけ」の、“使える”掃除ワザを教えてくれました。エコなうえにコストもゼロ。ぜひお試しあれ!

「切るだけフリース!」で隙間も床も!

ラクしてキレイになる“ゆる家事”アイテム【切るだけフリース】
手づくりするのが面倒なら、切って使うだけ!が毎田流です
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「ポリエステルなどの化学繊維でつくられているフリースは、静電気が起きやすいのが“服としては”欠点。でも逆にそれを生かして、ホコリを吸着する掃除道具を!と考えました」と毎田さん。切り取る部分によって使いこなすアイデアがお見事です。

[材料]

・着古したフリースジャケット

●衿を切ってすき間掃除

「フリースの衿は二重になっているものが多いので、上手に切り離して定規を差し込むと、すき間掃除に最適です」。実際に冷蔵庫と壁の間に差し込んでみたら、ホコリがびっしり!長い定規ほど、奥まで掃除ができます。

●両袖を切ってフローリング掃除

両袖を切ってフローリング掃除
歩くだけでいつでも床すっきり

 両袖を適度な長さに切って履くだけ。歩きながら、フローリングに落ちた髪の毛やホコリを吸着する、お掃除スリッパ代わりに。「折り返したり、リボンをつけたり、クシュクシュして履けば、オシャレ度もアップしますよ」。

●ポケットを切ってオーディオやテレビふき

「静電気でホコリがつきやすい家電のそばに置いておけば、気づいたときにササッとふけます」。すみに文具用パンチで穴をあけて、ひもをとおすと、壁などにかけておくこともできる、まさにアイデアグッズです。

●身ごろを切ってキッチンの汚れ落とし

「使いやすい大きさにカットすれば、ホコリがつきやすいキッチン家電の掃除で活躍。じつは濡らして使うと、洗剤いらずでシンクの水アカもしっかり落とせます」。使い捨てお掃除シートとして、あちこち掃除で役立ちそうですね。

【毎田祥子さん】

家事アドバイザー。ハウスクリーニングをはじめとした家事アドバイザー。AllAbout家事ガイド。『

いつのまにか家事上手になるシステム家事のすすめ

』(家の光協会刊)など著書も多数