家じゅうの洗い物を集めて洗濯機に持っていったり、家事の合間に保育園のプリントをリビングまで取りに行ったり…。毎日の家事で、家の中をバタバタと駆け回っていませんか? いつもなんだか慌ただしい…と感じている人は、じつはムダな動線が多いのかもしれません。

配置の工夫
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そんな毎日のバタバタを、配置の工夫で解決したのが相澤明子さん。今年で10回目を数える誌上イベント「ESSE収納&インテリアグランプリ」にて、整理収納でおなじみのタレント・コジマジックさんの名を冠する賞を受賞! 今、ESSEが注目する収納達人です。いったいどんな配置ワザでムダな動線をカットしたのか、そのアイデアを教えてもらいました。

いちばん長く立っているキッチンに必要なものを集約

必要なものを集約

今まで洗い物が出るたびに洗面所をなん往復もしたり、仕事から帰宅してバッグを2階まで置きに行ったりと、家の中を行ったり来たりしていたという相澤さん。

「ちょっとのことだけど、毎日となると時間的にも体力的にもロスが多いことに気がつきました。いちばん長くいるキッチンに必要なものを置いたり、一時置きを設置したりすれば、もっとラクになるのでは?と考えました」。

●洗濯カゴはキッチンに

洗濯カゴはキッチンに

もともと洗面所だけに置いていた洗濯カゴ。これを相澤さんは、キッチンにも置くようにしました。キッチンで使ったタオルやふきんは、洗面所まで運ばずにこの洗濯カゴへ。

「以前は使ったらいちいち洗濯機まで持って行っていましたが、なん往復もするのは大変。このカゴにまとめておいて、夜、入浴ついでに持っていき、1回ですむようにしました」。カゴはシンプルでコンパクトなものを選べば、キッチンに置いてもじゃまになりません。

●掃除機は壁に立てかけて

掃除機は壁に立てかけて

キッチンの汚れが気になると、掃除機が置いてある廊下まで取りにいっていたそう。「朝の忙しい時間だと、取りにいくのも面倒で、あと回しにしてしまうことも多くて…。そこで割りきってキッチンに置くようにしました」と相澤さん。

ハンディータイプの掃除機をキッチンの壁に立てかけて出しっぱなしに。「これでいつでも手を伸ばすだけでささっときれいにできるようになりました」。

●書類を置いて隙間時間にチェック

書類を置いて隙間時間にチェック

以前の相澤さんは、保育園のプリントやDMはリビングに置いていて、調理などの家事の隙間時間にリビングまで取りにいき、チェックするのを習慣にしていたそう。

「歩かずに隙間時間にすぐ見られるようキッチンに書類の一時置き場をつくりました。無印良品のトレーの上段に保育園のプリント、下段にDMを入れています。ハサミやペンも一緒に置き、開封や返事もスムーズにできるようにしました」。

●仕事&買い物用バッグはシンク横に

仕事&買い物用バッグはシンク横に

シンク横にフックをつけ、仕事用と買い物用バッグの定位置に。「帰宅後にバッグを持ったままキッチンへ直行したり、食材の在庫を確認してすぐ買い物に出かけられたりするのに、この場所がいちばん効率的。動線がスムーズになるなら、調理以外のものも置いてよしというルールをつくりました」。

●充電&ケアグッズ入れを設置

充電&ケアグッズ入れを設置

キッチンのレンジ台にカゴを置き、携帯電話の充電コーナーに。「調理中に家族と連絡を取り合うことも多いので、充電コーナーがキッチンにあると便利。ハンドクリームを入れておけば、水仕事のあとにすぐケアできますよ」。調理前に外す腕時計の一時置き場にも活躍中。

常識にとらわれず、持ち運びが面倒に感じているものをキッチンに置いてみると、毎日がスムーズに回るようになることも。ぜひ、動線を意識して、使いにくさを感じているものを、キッチンに配置変えしてみては?

ESSE2月号

の誌上イベント『発表! 第10回ESSE収納&インテリアグランプリ』特集では、相澤さんのアイデアあふれる収納ワザをたっぷりと紹介しています。新年が明けたら家の乱れをリセットしたい! と思っているなら、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。