冷たくなってしまった食事を温めたり、オーブン機能でお菓子をつくれたりと便利な電子レンジ。じつは失敗した料理の手直しにも活用できるんです。生焼けなどをさっと直して、手軽においしく楽しい食卓を
電子レンジでできる失敗料理の手直し法は?
失敗した料理を手直しするなら、電子レンジが便利。通常、フライパンやオーブンなどは食材の外側から熱が加わりますが、電子レンジは内側から加熱するため、“生焼け”などのリカバリーに向いています。
「耐熱性の器を使えば、盛りつけたまま、手直しができます。煮物や蒸し物などしっとり仕上げたいものはラップをかけて加熱。逆に、揚げ物などカラッと仕上げたい場合はラップをかけずに、水分を飛ばすのがポイント。加熱時間は食材や使用する機種によって差があるので、料理の様子を見ながら、少しずつ加熱しましょう」
こんなときに使おう
●揚げ物に火がとおっていないとき
ペーパータオルを敷いた皿にのせ、ラップをせずに電子レンジの温め機能で加熱。余分な油を吸い取ってくれるので、カラッと仕上がる
●ご飯がやわらかすぎたとき
平らな皿にご飯を広げ、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で1分加熱。混ぜてから、さらに1分加熱し、水分を飛ばす
●スポンジケーキがふくらみ不足のとき
型からはずしてふんわりラップをかけ、「中央部が盛り上がるくらい」を目安に、様子を見ながら電子レンジ(600W)で1分ずつ加熱する
●魚や肉が生焼けのとき
ふんわりラップをかけ、電子レンジの温め機能で加熱。様子を見ながら2、3回繰り返すと骨の周りにもしっかり火がとおる
(※電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は加熱時間を1.2倍に、700Wの場合は0.8倍にしてください。必ず耐熱性の器を使用してください)