鶏がらスープと中華だし。どちらも中華の味つけに重宝しますが、それぞれの違いは?また、たがいに代用できるの?今さら聞くのはちょっと恥ずかしい質問…。女子栄養大学栄養クリニックの管理栄養士・新井麻子さんに教えていただきました。
まずは、だしの種類や使い分けについて
すべての画像を見る(全2枚)●調味料を少なめにするなら、いりこだしがおすすめ!
いりこは、味、塩分が強く出るので、調味料少なめでも味が決まります。昆布はくせがなく、上品に仕上がるので素材のそのものを味わいたいときに。カツオといりこにはイノシン酸、昆布にはグルタミン酸といううま味成分があるため、合わせだしは相乗効果でさらにうま味がアップするので、ここぞというときに!
[種類]
・カツオ節
…みそ汁、煮物など
・いりこ
…みそ汁(塩分が強いのでみそが少なめでOK)
・昆布
…ふろふき大根、おでん、鍋など
・合わせ
…オールマイティ。うま味成分のアミノ酸の相乗効果あり
鶏ガラスープと中華だしは、なにが違う?
●どちらかひとつでもOK!選ぶなら中華だし
鶏ガラスープのエキスは、基本は鶏と野菜。「中華だし」は鶏以外にも、豚エキスやオイスターソースも入っているので、チャーハンや炒め物に入れると簡単にコクが出せます。もし、どちらかひとつを選ぶなら、「中華だし」がおすすめ
・鶏ガラスープ
エキスはシンプルに、鶏と野菜。手間のかかるスープも、これだけでおいしく
・中華だし
ポークエキス、オイスターソース、ガーリックなど、さまざまな味をひとふりで