衣類を来シーズンも気持ちよく着るために、気になる汚れや傷みはケアしてからしまいたいですよね。うっかりついてしまったボールペンのしみ抜きや、虫食い補修のテクニックについて“洗濯王子”こと中村祐一さんにプロならではのコツを聞きました
すべての画像を見る(全4枚)ボールペンのしみ抜きテクニック
油性のボールペンは、自宅でシミ抜き可能。「シミ抜きは必ず洗濯の前に行います。ゲルインクはクリーニング店へ」
1.消毒用アルコールを綿棒に少量とります。「汚れが広範囲の場合は、途中で新しい綿棒に替えて」
2.綿棒の先でシミをなぞります。「液がしみ込んだ部分を指で軽くこすり、輪ジミを防止しましょう」
虫食い修復テクニック
生地が小さくはがれたあとは、虫食い。「完全修復は無理ですが、見た目はカバーできます」
画びょうなどの先で虫食いの部分をひっかき、起毛させます。「起毛をかぶせるようにすれば、かなり目立たなくなりますよ。何度もやると生地が薄くなるので注意」
【中村祐一さん】
国家資格クリーニング師。“洗濯王子”の愛称で、テレビや雑誌、講演会などで幅広く活躍。著書に『
おうちで簡単洗濯上手』(大泉書店刊)などがある
http://www.sentaku-yuichi.com/