マスクを手放せないこの2年で、美容にも今までと違った常識が生まれています。素肌美を育てるスキンケアと、マスクに負けないナチュラルな肌カバーは、ニューノーマル時代の新常識。
手軽にできるテクニックを、美容家の石井美保さんにレクチャーしていただきました!
マスク時代の代表的な肌の悩み
目元:目元は皮膚が薄いうえに皮脂が少なく、マスクの摩擦の影響で小ジワやくすみができやすいゾーン。
マスク内:マスクを外すと内側にこもった水分が蒸散。同時に肌のうるおいを奪うため、乾燥が進みます。
マスクとの接触面:マスクの縁が当たる鼻筋や頬骨は、摩擦でシワやシミができやすい。UV乳液などでガードを。
●新常識(1) マスクからのぞく目元のケアが最重要課題に!
顔下半分をマスクで隠すため、目元に視線が集中する時代は、アイケアがマスト。日中、乾燥を感じたらアイクリームでこまめに保湿をしましょう。
目元の小ジワが開くように目尻を指で引き上げてから、気になる部分にアイクリームを指の腹で優しく塗り込みます。
ピュアレチノールなどの成分が乾燥小ジワにアプローチ。続けやすい価格も◎。
・なめらか本舗 リンクルアイクリーム N 20g 1045円(常盤薬品工業)
デリケートな目元にとどまり保湿&肌荒れケア。
・キュレル 潤浸保湿 モイストリペア アイクリーム 25g〔医薬部外品〕 3080円〈価格は編集部調べ〉(花王)
●新常識(2) マスクの内側は乾燥中! 手のひら美容でしっかり保湿
マスクの中はうるおっていると勘違いしがち。化粧水後は、肌の水分と油分のバランス整える乳液、フタとなるクリームを省かないで。
惜しみなくたっぷり使うマスク時代の肌は意外と乾燥しているから、量はケチらないで。
乳液を手に取ったら手をすり合わせて、手のひら全体に広げます。
手のひらで優しくプレス摩擦を起こさないよう、手で肌を優しく包み込んで顔全体に塗布。目元などの細かい部分は指でなじませて。クリームも同様の方法で行いましょう。
乳液×クリームW使いでしっかり保湿マスクで揺らいだ肌にもピッタリの高保湿乳液。
・カルテHD モイスチュア エマルジョン 120ml〔医薬部外品〕1980円〈価格は編集部調べ〉(コーセー マルホ ファーマ)
セラミドと黒糖発酵エキス配合。
・黒糖精プレミアム インテンスケア クリーム 75g 2530円〈価格は編集部調べ〉(コーセーコスメポート)
ゴワゴワ肌には角質ケアも肌がゴワゴワでくすんでいるなら、角質が肥厚しています。乳液などのうるおい。が浸透しないので、まずは角質ケアを! 3種のクレイとこんにゃく由来のスクラブが、古い角質を一掃。
・SNIDELクレイクレンズ 70g 2640円(SNIDEL BEAUTY)
●新常識(3) ファンデおさぼりの日もUVカット&ナチュラルカバーがマスト
ノーメイクはマスクの摩擦をじかに受けてしまうもの。ファンデを塗らない日は、UV効果のある色つき下地で摩擦防止&欠点カバー。
UV下地は、乳液と同様の塗り方で、顔全体に広げます。さらに、シミができやすく、マスクとの摩擦で落ちやすい頬骨付近は重ねづけを!
美容液成分80%配合。薄いピンク色で色ムラだけでなく凹凸までカバーします。
・なめらか本舗 リンクルUV乳液 SPF43・PA+++ 50g 1100円(常盤薬品工業)
淡いパープルが肌に透明感をプラス。マスクの摩擦にも強く落ちにくい。
・アリィー カラーチューニングUV PU SPF50+・PA++++ 40g 1980円〈価格は編集部調べ〉(カネボウ化粧品)
●化粧もちスプレーが注目されています
マスク時代に激売れしているのが、化粧もちをよくするミスト。メイクの仕上げにスプレーするだけでツヤがアップ! メイク落ちとマスク付着を防ぐから、快適に過ごせると人気です。
ひと吹きでファンデを密着させて崩れにくく。
・マキアージュ ドラマティックミスト EX 60ml 1760円〈価格は編集部調べ〉(マキアージュ)
教えてくれた人
【石井美保さん】
美容家。トータルビューティサロン「Riche」主宰。サロンワークのかたわら美容家として各メディアに出演。45歳とは思えないエイジレスな美肌のも ち主。著書に『
一週間であなたの肌は変わります』(講談社刊)など。