文筆家・大平一枝さんが見つけた、緑と白い花に包まれた植物専門店

白い花と緑あふれる店内…眺めているだけで幸せな気持ちに

店名のエルスールは大好きなスペイン映画のタイトルから。南風の意。ロゴのデザインは客でもあったデザイナーに依頼。

白いバラは「オードリー」。長年つき合いのあるバラ園から特別に仕入れている。

イベントのディスプレイでも使ったアルミとガラス管の花器。コロナ前はフランスやドイツに資材を直接買いつけに行っていた。

小花の房咲きがはなやかなライラック。ドライでも楽しめる。

ヤマアジサイの淡い青が、白を引き立てるアクセント的存在に。

●渡辺さんが好きな植物

「ライラックは主張が強すぎず、花も可憐なんだけど甘すぎない。葉の形もかっこいいんですよね」と店主の渡辺邦子さん。たくさんのグリーンの中に白い花、が彼女の「好き」の基本スタイルだ。

●大平一枝（おおだいらかずえ）

文筆家。『男と女の台所』『紙さまの話』『届かなかった手紙』『新米母は各駅停車だんだん本物の母になっていく』ほか多数。新刊は『 ただしい暮らし、なんてなかった。』（平凡社）