都会を離れ、神奈川県鎌倉の自然豊かな場所に立つ古家を購入し、リノベーションしたという夫婦のお宅を訪ねました。庭には、サウナやピザ窯、五右衛門風呂も。家の中にも外にも、暮らしを楽しむ工夫やこだわりがいっぱいです!
すべての画像を見る(全18枚)鎌倉で始めたオン/オフともに自然豊かな暮らし
急な坂道を上り切ったところに立つ、かわいらしいたたずまいの住まい。ここは内装建材の販売やアイデアを提供する会社「toolbox」で働く小尾さんの家です。
築12年の戸建てを、既存の間取りや雰囲気を生かしてリノベーションしました。
玄関に入ると目の前に庭が広がり開放的!
じつは小尾さんにとってこの家は、2度目のリノベーションになります。最初にリノベした家は、都市部のマンションでした。
「その頃は、平日は都内のオフィスに通って仕事に打ち込み、休日は夫婦ともに好きなアウトドアを楽しむといったオン/オフを分けた暮らしをしていました。でも、オン/オフの切り替えに疲れるし、休日もなんとなくオンのままでずっとエネルギッシュな状態だったんです」
家の中だけ整えてもライフスタイルは変えられないと感じ、次はもっと都心から離れて自然に囲まれながら暮らしたいと思うように。
その後、「自然豊かな立地の庭つき一戸建て」という以外の細かい条件はつけず、甲信越エリアまで範囲を広げて物件を探し、たまたま目にした鎌倉の戸建てを気に入って購入したのです。
最寄り駅から決して近くないエリアではあるものの、リスも顔を出す自然豊かな環境とサウナを楽しめる広大な庭、そして風景に溶け込む山小屋のようなたたずまいの家を手に入れた小尾さん。
自慢の中庭には、夫がピザ窯や五右衛門風呂などを少しずつ製作中。次にこの庭になにができるのか、ワクワクは尽きません。
リノベーション後の平面図
・延床面積:101.89㎡
・築年数:12年(2011年築)
大きな中庭とウッドデッキを備えた2階建ての戸建てを、間取り変更せずにリノベーション。1階の廊下、LDK、寝室はすべて中庭に面していて、視線も風もよく抜けます。2階の個室や廊下にも窓が多く、外とのつながりが感じられる間取りです。
マンションをリノベした以前の住まい。今回と同じく間取りは変更せずにリノベ。