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竹野内豊さんが刑事裁判官に。役づくりは「太らなくていいんですか?」

出口恭子
2021.04.05

笑いあり、涙あり、サスペンスありの爽快リーガルエンターテインメントが、この春誕生します。竹野内豊さん主演の新しいリーガルドラマ『イチケイのカラス』が、ついにスタート。これまで弁護士や検察官が主人公のリーガルドラマは数多くつくられてきましたが、刑事裁判官を主人公として描く民放連続ドラマは、今作が初めてです。

竹野内さんに、役やお話について伺いました。

竹野内豊さん
竹野内豊さんインタビュー

『イチケイのカラス』主演・竹野内豊さんインタビュー

竹野内さんは、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称・イチケイ)の刑事裁判官・入間みちおを演じます。

「刑事裁判官は、どこか敷居の高い職業というイメージだったのですが、撮影が進むにつれ、裁判に関わる人たちに寄り添うような、血の通った人が多いのかなと思うようになりました」

●役づくりには戸惑いがあった

竹野内さん演じるみちおは、裁判官とは思えないカジュアルな服装を好み、とぼけた発言もしばしば。半面、絶対に冤罪を生むことのないよう自らの足で現場検証を行い、事件の真相を明らかにしていく異端な刑事裁判官。元弁護士という異色の経歴のもち主でもあります。

原作は、浅見理都さんの同名コミック。みちおというキャラクターは、原作では主人公ではなく、小太りでメガネをかけた中年裁判官として描かれています。そのため、役づくりには戸惑いがあったよう。

「まったく外見が違ったので、監督やプロデューサーに、『太らなくていいんですか?』と何度も確認したのですが、『竹野内さんのなかに、みちおはいます!』と言われて…。いまだに、そこには気づけていないんですけどね(笑)」

●独特の“間”をとって、ゆっくり意見を伝えるようにしています

ドラマは、そんな自由奔放で型破りなみちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍をコミカル&ビターに描いていきます。なかでも、イチケイに異動してきた東大法学部出身のエリートで、迅速さと効率性を求める堅物裁判官・坂間千鶴(黒木 華)と、みちおとのやりとりは大きな見どころです。

「坂間がロジカルに言葉を発していくので、みちおとしては独特の“間”をとって、ゆっくり意見を伝えるようにしています。みちおは型破りですが、他人の人生にあれだけ寄り添えるのはすごいこと。ロジカルに仕事をこなしてきた坂間が、みちおと出会うことで戸惑い、いら立ちながらも裁判官としての考えが変化していくので、その姿がとてもいとおしく見えるといいなと思っています」

●“人を裁く”ことがいかに難しいか。一緒に考えていけるドラマがつくれたら

有罪率99.9%といわれる日本の刑事裁判。難事件の裏に隠されている真実やいかに!? さらに、みちおが弁護士から裁判官になった背景には、過去のとある事件が関わっているようで…。その知られざる過去も明かされていきます。

「裁判官も、ご覧になってくださる視聴者の皆さまと同じ1人の人間だと思うので、“人を裁く”ということがいかに難しいかを、一緒に考えていけるような作品がつくれたらすてきだなと思います」

『イチケイのカラス』

4月5日スタート
毎週月曜 夜9時(第1話は30分拡大)
フジテレビ系 全国ネット放送
公式サイト

<撮影/小林敏伸 取材・文/出口恭子>

【竹野内豊さん】

1971年、東京都生まれ。’94年、『ボクの就職』で俳優デビュー。2001年、映画『冷静と情熱のあいだ』で日本アカデミー賞優秀主演男優賞、’12年、映画『太平洋の奇跡―フォックスと呼ばれた男―』でブルーリボン賞主演男優賞を受賞。5月15日から主演ドラマ『さまよう刃』がWOWOW(土曜夜10時)で配信予定

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