手紙に香りを添えて印象的に!「文香」でドレスアップ
2016.10.22

 華美な便せんを使わなくても、なが~く文章を綴らなくても、受け取り手に「なにか違う」と思わせる手紙のアレンジテクを、手紙の書き方コンサルタント・青木多香子さんに教わりました。

気持ちと一緒に香りを届ける「文香」

気持ちと一緒に香りを届ける「文香」 ポストに手紙が入っている。それだけでもワクワクしますが、封を切った瞬間、ほのかな香りが広がったら…。

 今回は、便箋と一緒に、封筒に入れる香り「文香(ふみこう)」をご紹介します。

 文香は、少量のお香を、和紙やちりめんなどで包んだもの。一般的に、白檀・桂皮(けいひ)・丁子(ちょうじ)といった、乾燥した花のつぼみや、木の皮、植物の根など、天然の香原料が使われます。

 平安時代には、手紙(恋文)の紙に、直接たきしめられた香り。男女の出会いは手紙から始まる当時の貴族たちは、自分の魅力を伝える香りに気を配ったのです。この優雅な香りの文化が、現代では、「文香」に形を変えて、残っています。

季節感を演出する商品も

 最近では、カキやモミジ、コスモスなど、季節にちなんだ形も見かけるようになりました。

季節感を演出する商品も 香り立ちは封筒をあけたとき、ほんのり香る程度。写真の商品は、天然の香木、白檀・丁子・大茴香(だいういきょう)・桂皮などを合わせてつくった和の香りです。

 使い方は、簡単!便箋に添えて、封筒に入れるだけ。

季節感を演出する商品も

もっと手軽に楽しむには

 文香は、届いたときに喜ばれるだけでなく、「名刺ケースに入れる」「手帳や本にはさむ」「スマホカバーに入れる」などして、長く楽しんでいただくこともできます。もちろん自分用に買うのもありです!お香の香りって、心が穏やかになりますよね。

 また、さらに手紙をドレスアップする簡単な方法として、便せんに、手持ちの香水をスプレーしても◎。どこのおうちにも、使い切っていない香水ボトルがあったりしませんか?

 文章を書く前にスプレーして、乾かしてから使う。もしくは、書いた後に、遠くでスプレーして、細かいシャワーの下をくぐらせる程度がおすすめ。いずれも、インクのにじみ防止のための方法です。

 手紙に香りが添えられただけで、特別感がアップします!あなたのお手紙ライフにも取り入れてみてくださいね。

【青木多香子さん】
(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタント。「人を癒し、励まし、幸せにする」手紙を広めるために雑誌、書籍、セミナーなどで活動。ブログ「手紙、おくります。