1. トップ
  2. トレンド

等身大の中年記者を演じる小栗旬さん。体づくりはあえてしなかった

ESSE編集部
2020.10.10
  • この記事を
    シェア

10月30日公開の映画『罪の声』で、過去の未解決事件の真相を追う新聞記者役に挑戦した小栗旬さん。等身大の中年記者を演じるに当たり考えたことや、この時代に公開される意味について語ってくれました。

小栗旬さんインタビュー。過去の事件の真相を追う中年の記者を演じて

小栗旬さん
小栗旬さんインタビュー

もし知らぬうちに、自分が多くの人を恐怖に陥れ、多くの人の人生を狂わせていたら――?
そんな問いかけとともに始まる映画、『罪の声』。実際にあった未解決事件をモチーフに、2人の男性が日本じゅうを震撼させた犯罪の真相と、その奥に封印されていた真実に迫る…という壮大なミステリー作品です。小栗旬さんは、事件を追う新聞記者で主人公の阿久津英士(あくつえいじ)を演じています。

●今回は「あえてなにもしなかった」。撮影中も不摂生に過ごして

ストイックな肉体改造など、緻密な役づくりで知られる小栗さんですが、今回、同世代の新聞記者役を演じるに当たっては「あえてなにもしなかった」とのこと。

「普通に、おなかに脂肪ののった37歳になろうと思っていたので。この作品の僕は、多分、今まででいちばん太っているんじゃないかな。スクリーンで観るとデカいなって思いますもん(笑)。阿久津はそういうことを気にするヤツじゃないから、撮影中は僕もとことん不摂生に過ごしてみました」

その甲斐あって(?)、見た目に無頓着で、ほつれたボタンはむしり取ってしまうような、少々むさ苦しい阿久津像が見事につくりあげられていました。小栗さんも独身時代は似たようなタイプだったのでしょうか?

「独身時代、料理をしたことはほとんどなかったですね。でも、今はたまにつくったりしますよ。材料をドバっと入れるだけの簡単なものですが。僕の煮物、結構うまいですよ。昔から生活感がないとか、家庭があるように見えないとよく言われるので、信じてもらえないんですけれど(笑)」

●当たり前の幸せの意味を、あらためてかみしめた日々

映画『罪の声』の撮影が行われたのは、2019年の春。それから約1年半の時間を経ての公開となりましたが、この春から始まった世界の大きな変化を、小栗さんはどう捉え、どう過ごしていたのでしょうか。

「仕事と離れるしかない期間は、とにかく走っていました。家の中のランニングマシーンで、1日20キロ以上は走っていたかな。走りながら感じたのが、当たり前の日常を送れることがどんなに幸せだったかということ、そしてこの幸せはたくさんの人に支えられているものだということ。その点は、『罪の声』のテーマにも重なりますね。このタイミングで公開されるのも、なにか意味をもっているのかもしれません」

そして最後に力強く、こうつけ加えました。

「この春経験し、感じたことを踏まえて、僕も演じることに関わる者として、今度は今まで支えてくれた人たちを支えていける自分でありたいと思うようになりました。これから徐々に動き出していきたいと思います」

発売中のESSE11月号では、共演した星野源さんとのエピソードや、人気脚本家の野木亜紀子さんはじめとしたスタッフさんとの作品づくりについても語ってくれました。
ぜひチェックしてみてください。

<撮影/中野修也(TRON) 取材・文/ESSE編集部>

【小栗 旬さん】

1982年、東京都生まれ。子役として活躍後、本格的に俳優に。以降、舞台『カリギュラ』、映画『クローズZERO』『銀魂』シリーズなど、数々の話題作や人気作に出演。人気小説が原作の主演作『罪の声』が10月30日より公開

ESSE11月号

ESSE11月号

今月の表紙&ESSE's INTERVIEW/V6 全国書店・コンビニ・オンライン書店等で発売中! 詳細・購入はこちらから

購入