いつもの写真がぐっとおしゃれに!“光”の上手な使い方
2016.09.16
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 カメラで写真を撮るとき、もの・人だけを見てなに気なく撮っていませんか? 魅力的な写真を撮るポイントは『光』にあります。ふんわり優しく見せる光。反対にかっこよく見せる光。立体的に見せる光…などなど。今回は、そんな『光』の違いを分かりやすく解説します!

“光”の上手な使い方

写真を撮るときに意識したい5種類の光

 光には撮るもの・人への当たり方で、名前がついています。順光、半順光、サイド光、半逆光、逆光この5つを押さえておくと、いつもの写真がすてきに変化。下の図を参考にして下さい。被写体が水色の丸。図の上に太陽、撮るもの・人(被写体)の下方向に影が伸びている状況です。

5種類の光が分かる図解・順光…太陽を背に、被写体にカメラを向けた場合
・半順光…太陽を背に、斜め45度からカメラを向けた場合
・サイド光…太陽を真横に、被写体にカメラを向けた場合
・半逆光…太陽を正面に、斜め45度からカメラを向けた場合
・逆光…太陽を正面に、被写体にカメラを向けた場合

それぞれの光の特徴と違いは?

●風景写真におすすめの順光

風景写真におすすめの順光 被写体に正面からまんべんなく光が当たる状態。被写体が持っている色や形をはっきりとらえることができます。風景写真や、被写体そのものの雰囲気を伝えたい時におすすめです。ただし、陰影がなく凹凸があまり感じられない、のっぺりとした写真になりやすいので注意が必要。

●雑貨をおしゃれに撮るなら半順光

雑貨をおしゃれに撮るなら半順光 被写体の斜め前から光が当たっている状態。順光との違いは、斜めから光が当たることで被写体に影が生まれます。その影が凹凸を呼び立体感が出るのです。被写体が持つ色や形を正確に伝えながら、なおかつ立体感が出せるので、ハンドメイドの作品など被写体を正確に伝えたいとき、おすすめの光。

●かっこよく撮るならサイド光

かっこよく撮るならサイド光 真横からの光で陰影が左右にはっきりと出るのが特徴です。明暗が出てとても印象的な写真になるので、かっこよく撮りたいときにおすすめ。

●料理写真を撮るなら半逆光

料理写真を撮るなら半逆光 被写体の斜め後ろから当たる光です。被写体を正面から照らす順光に比べ、背後から光が当たる半逆光は被写体をやさしく照らしてくれます。ふんわりやさしい写真が撮りたい方におすすめ。また、料理がつややかにとてもおいしそうに撮れるので、日々のご飯の記録にも。ただし半逆光はオートで撮ると写真が暗くなりがちなので、露出を上げるよいでしょう

●幻想的な写真を撮るなら逆光

幻想的な写真を撮るなら逆光 被写体の真後ろから包み込むように当たる光です。被写体の輪郭が浮き出て光のなかにいるような雰囲気で撮ることができます。半逆光と同じくオートだと写真が暗くなりがちなので、露出を上げて撮るがポイントです。ふんわり、幻想的に撮りたいときにおすすめの光です。

 いかがでしたか?光の入り方で写真の印象がこんなにも変わります。被写体から伸びる影の向きを見ると、光が読みやすくなりますよ。ぜひ、いろんな光で撮ってその違いを感じてみてください。カメラライフがまたひとつ楽しくなりますよ。

【教えてくれた人/西村りつ子さん(撮影・文)】
奈良県在住。3人の子どもを育てる傍ら、自宅やカフェで不定期で写真教室を開催。手づくり雑貨や、毎日の暮らしぶりをインスタグラム(アカウント『tweet_hibi』)で紹介中

<イラスト/深瀬里奈>