炭酸水にもカクテルにも!フランスで愛されるフレーバーシロップで残暑もスカッと乗りきろう!
2016.09.07
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 パティシエを目指してフランスに渡り、在仏5年めを迎えるラボレル友里恵さん。フランス人に囲まれた職場でパティシエとして働くかたわら、現地の最新の「食」をレポートします。今回は、フランスのカフェや家庭で定番の「シロップ」について。

フランスで愛されるフレーバーシロップ

 フランスでは、子どもから大人まで親しまれているのがシロップ。日本でもコーヒーショップで、バニラやキャラメル味のものはよく見かけますが、こちらでは多種のフルーツを始め、ブラウニーやバブルガム味なんてものまでバラエティ豊富。

MONIN社のシロップは日本でも有名。最近は変わったフレーバーも続々登場 ちょうどカルピスのような要領で、水や炭酸水で薄めて飲みます。子どもはシロップを水や炭酸水で割ったものが大好き。1リットルで3ユーロ(330円)程度と、市販のジュースを買うより経済的なので、大抵の家庭に常備してあります。

 なかでも一番人気はグレナデンと呼ばれるシロップ。本来はザクロ味でしたが、いつのまにかザクロと同じく赤い色のミックスベリー味になっています。ちなみにザクロ味はポムグレナド(pomme grenade)と呼ばれています。

シロップの楽しみ方あれこれ

 シロップを水で割ったものをsirop a l’eau(シロ・ア・ロー)、レモネードで割ったものをdiabolo(ディアボロ)と言い、シロ・ペッシュ(桃のシロップ)やディアボロ・シトロン(レモンのディアボロ)など、飲みたいフレーバーと割り方を一緒にオーダーします。

 ミントのシロップをレモネードで割った「ディアボロ・マント」は、カフェやブラッスリーにも並ぶフランスの夏定番の飲み物。

鮮やかな色が目にも涼しいディアボロ・マント 濃い緑色に最初はビックリしますが、飲むとスッと冷たく、夏の暑さを一気に吹き飛ばすのに最適です。

 冷たいドリンクに合わせるだけではありません。フルーツ系のシロップをアイスやシャーベット、ヨーグルトなどにかけてフレーバーの変化を楽しむのもおすすめ。冬は、キャラメルやバニラ、シナモンなどのシロップをホットミルクやコーヒーに入れれば、カフェ風のおしゃれな飲み物に。

ビールにシロップ!? カラフルなフレーバーカクテルも

グレナデンシロップとビールのカクテル、タンゴ
グレナデンシロップとビールのカクテル、タンゴ
 キリッとしたのど越しがたまらないビールも、フランス人の手にかかれば甘いカクテルに。フランスでは、ビールにシロップを入れるのも人気の飲み方。

 甘いビール!?と一瞬ぎょっとするかもしれませんが、ビール独特の苦みが和らぎ、フルーティな味わいが女性にも好評。ちなみにビールにグレナデンシロップを入れたものは「タンゴ」、そこにレモネードをたしたものを「モナコ」と呼び、バーやカフェでよく見かける定番カクテルです。

自宅でもシロップがあれば簡単にカクテルが楽しめる 自宅でもシロップがあれば、簡単にカクテルが楽しめます。日本でもモナン社のものが輸入食材店やちょっとお高めのスーパー、デパートで手に入るので、一度試してみてはいかがでしょう。

【ラボレル友里恵さん】
早稲田大学卒業後、かねてからの夢であったパティシエを志し、日本の製菓店で修行後、2012年に渡仏。リヨン・パリと修行を重ね、現在もパリのパティスリーで働く傍ら、2013年よりフランスの食文化を中心とした記事を執筆。週末はフランス人の夫とともに、おいしいものを求めフランスの地方を巡る日々