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沢村一樹さんが語る『絶対零度』。テーマは「許す」こと
出口恭子
2020.01.06
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警察組織の特命班の活躍を描く刑事ドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』が1年半ぶりにスケールアップして帰ってきます。
主人公を演じる沢村一樹さんに、続編が決まったときの心境や、見どころについてインタビューしました。

「“許せるか許せないか”が大きなテーマ。“許す”という行為の尊さを感じながら演じたい」(沢村さん)

『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』主演の沢村一樹さんにインタビュー

日本全国の防犯カメラ映像やメール、電話、SNSの通信履歴など、あらゆるビッグデータを解析して割り出された“未来の犯罪者”を潜入・追跡調査し、犯罪を未然に防ぐ「未然犯罪捜査班」(通称・ミハン)。

警察組織の特命班である彼らの活躍を描く刑事ドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』。前作から引き続き、主人公であるミハンのリーダー・井沢範人を演じるのは沢村一樹さんです。

●52歳なので、アクションシーンはケガに気をつけたい

「前作の撮影時から、『もしかしたら続編があるんじゃない?』と、みんなで話していたので、実際に続編が決まったときは、本当にうれしかったですね。今作では、ミハンチームに国家予算がついたり、新しいメンバーを迎えてパワーアップしているので、視聴者の皆さんのご期待に応えるようなものをお届けできると思っています。ただ、僕は52歳なので、アクションシーンでケガをしないように気をつけなければ、と心しています(笑)」

井沢と山内徹(横山裕)、小田切唯(本田翼)のほか、今作でチームに加わるのは、法務省官僚でミハン統括責任者の香坂朱里(水野美紀)、キャリア組の吉岡拓海(森永悠希)、世界的ハッカーの加賀美聡介(柄本明)たち。ひと癖もふた癖もありそうなメンバーです。

「ミハンメンバーは、みんな陰の部分があって、今作ではそこをさらに膨らませて描かれています。ダークなところはドーンと入り込み、はじけた部分では思いきり楽しんで、緩急をつけることを、いつも以上に意識して演じるようにしています」

●ドラマのテーマは“人の感情”

井沢は、元公安のエリートでしたが、妻と娘を無残に殺された過去が。その事件以降、犯罪者に対する怒りが強すぎるあまり、刑事としての一線を越えてしまいそうな凶暴性を内包しています。
前作のラストでは、各々が自身の正義を貫き、“正義のあり方”を問いかけました。そして、続編ではさらに“正義とはなにか”が色濃く描かれます。

「この1年半で、AI(人工知能)という言葉が生活のなかに浸透している」としたうえで、「このドラマのテーマである“人の感情”を大事にしたい」と沢村さん。

「井沢は、終わっていたと思っていた感情がまだ体の中にくすぶっていて、あることをきっかけにポンと火がついてしまいます。いろいろなことがまだ許せていなかった。だから、僕のなかでは“許せるか許せないか”が大きなテーマ。AIと人間の感情という正反対のものの狭間で、前作よりももっと強く、“許す”という行為の尊さを感じながら演じていきたいと思っています」

今作は、大規模なテロが起きようとしている数か月後の未来から、過去にさかのぼる形で物語が始まります。謎が謎を呼ぶストーリーのなか、未来の犯罪を阻止するべく命をかけるメンバーたちの活躍に、ドキドキハラハラすること間違いなしです。

『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』
1月6日スタート
毎週月曜 夜9時(第1話は30分拡大)
フジテレビ系 全国ネット放送

<撮影/田川友彦 取材・文/出口恭子>

【沢村一樹さん】
1967年、鹿児島県生まれ。幅広い役柄でドラマや映画などで活躍。おもな作品に、ドラマ『浅見光彦』シリーズ、『サラリーマンNEO』『DOCTORS~最強の名医~』『グランメゾン東京』、連続テレビ小説『ひよっこ』、映画『十三人の刺客』『劇場版 おっさんずラブ~LOVEor DEAD~』、舞台『しゃばけ』など