この夏は度数低めのスパークリング「コル・フォンド」が旬
2019.06.07
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シャンパンよりお得! と近年人気のスパークリングワイン、プロセッコ。

「プロセッコのなかに”コル・フォンド”というスタイルのワインがあるのをご存知でしょうか? ガス圧が低く、アルコールも11%前後と低めでうま味があり、和食にぴったりな微発泡ワインです」と教えてくれたのは、ソムリエの福村真弓さん。詳しく教えていただきました。

スパークリングワインの次のトレンドはコル・フォンド!

以前ご紹介したプロセッコとは、北イタリアで生産されているスパークリングワインのこと。
華やかな白い花や白桃の香りで、アルコール度数が低いのが特徴。価格もリーズナブルなため、今、世界中でもっとも飲まれているスパークリングワインです。

●次に来るのは澱と一緒に熟成する「コル・フォンド」

コル・フォンドとは「澱(おり)と一緒」という意味です。二次発酵と呼ばれるガスを得るための発酵をビンで行い、澱と一緒に熟成させてつくります。

今回、ご紹介する「カ・デイ・ザーゴ」はコンクリートタンクでアルコール発酵をさせたのち、同年産ブドウから得られた果汁の糖分でのビン内二次醗酵を行い、ガスを得ています。

このように澱と一緒にワインを熟成させることで、澱からくる酵母の複雑な香りやうま味があることと、通常のスパークリングワインに比べて、ガス圧とアルコール度数が低いのが特徴です。

ソムリエおすすめの1本は「カ・デイ・ザーゴ」

うま味がありライトで優しい味わいのため、繊細な和食にぴったり。この夏は今、じわじわきているコル・フォンドを先取りして楽しんでみましょう。

◆香り

ウエハースやビスケットのほんのり香ばしい香りが鼻孔をくすぐります。青リンゴや洋ナシやハッサクなどのフルーツの香りも感じられ、香りだけでときめきます。

◆味わい

味わいはドライできめ細かく、クリーミーな泡が広がります。味わいにも青リンゴや洋ナシなどのフルーツとビスケットのような香ばしさが残ります。うま味があり優しくスムースな飲み口で、やわらかいスタイルです。

◆飲むシチュエーションと合わせるお食事

軽やかな微発泡のため、しっかり冷やして、食前酒から食中酒としても幅広く楽しめます。とりあえずビールの代わりにプロセッコ・コルフォンドでおしゃれに乾杯してみませんか?
生ハムやサラミ、トマトとモッツァレッラチーズのカプレーゼサラダ、イワシの南蛮漬けなど、イタリアンから和食まで合わせて楽しんでいただけます。
うま味があり優しい味わいは、おだしを使った和食にもぴったり。

ぜひ、この夏はご自宅で家庭料理と合わせてお楽しみください。

・カ・デイ・ザーゴ プロセッコ コル・フォンド 生産国:イタリア 10.5% 希望小売価格:3400円(税別) 輸入元:ラシーヌ

●教えてくれた人
【福村真弓さん】

ワイン・コラムニスト、イタリア大使館認定ソムリエ、Italian Wine Ambassador 2019 (The Vinitaly International Academy)。イタリアワイン・マスターズにおいて、2011年ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ大使に任命。2012年にはイタリアワイン・ベストソムリエコンクールで優勝。世界最大のワイン教育機関Wine & Spirit Education Trust (WSET)認定 Level 3 Advancedを取得。イタリアワインの教育機関The Vinitaly International Academy主催の試験にて、2019年日本人で初のイタリア・ワイン・アンバサダーの称号を取得しイタリアワインの啓蒙活動に貢献を続けている。