<養子縁組やってみた>冬場の4歳児との入浴は、もはや修行!
2019.02.18
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49歳の漫画家・古泉智浩さん。古泉さん夫婦と母(ばあちゃん)、里子から養子縁組した長男・うーちゃん、里子の長女という家族5人で暮らしています。
今回は長男・うーちゃんのエピソード。

湯船の中で立ちっぱなし!せめてお風呂のときぐらい落ち着いて

うーちゃんはお風呂に入ると、湯船の中で立ったまま遊び続けます。おへそから上がお湯から出たままなので、とくに冬場は体が冷えないか気が気じゃありません。
できればお風呂のときぐらい落ち着いて、しっかり肩までお湯につかってほしいものです。

肩が冷えるぼく自身はカラスの行水で、お風呂は冬でも全然入らなくてもいいほどで、できればシャワーですませたいくらいなのですが、うーちゃんとぽんこちゃんをほぼ毎日お風呂に入れており、ゆだり上がっています。

うーちゃんが最初にお風呂に入ってくれればまだましなのですが、ぽんこちゃんを入れたあとにやって来て、それから遊びにつき合わされて、遊んでいると本当に地獄。

ぼく「パパはもう用事がすんだから体を洗って上がろうよ」
うーちゃん「もうちょっと」

湯船から出ているとぼくも体が冷えるので、一緒に入って熱くなると出て、また寒くなると入る…そうして具合が悪くなります。

釣りそんなうーちゃんが好きな遊びは「さかな釣り」。釣竿に釣り糸が結んであって、釣り糸の先にはマグネットがついています。それで、口の部分に金属がついた魚をお湯に浮かべて釣り上げます。

さかな釣竿を持って垂らしたマグネットを魚の口に寄せて釣るのですが、うーちゃんはけっこう不器用で、うまく寄せることができず、魚を手に持ってマグネットに直でくっつけて竿を持ち直し、「釣れたよ」と言います。

「そうじゃないでしょ。竿を持って糸を垂らして釣らないと意味がないから!」

ルールもゲーム性もなにもないではないですか。果たしてそれでおもしろいのか…。

おかしなことは食事中にもあります。

リンゴみんなで切ったリンゴを食べるとき、フォークを渡すとうーちゃんはリンゴを左手でつかんで、右手のフォークに刺して食べています。手を汚さないためのフォークなのに、その意図をまったく無視する使用法です。

また別のときには味噌汁に指を突っこんでスプーンになめこを乗せ、それを口に運びます。しかも、その手の汚れを椅子の手すりでぬぐうのです。

まだ4歳なので、そうなのでしょうか。5歳になればゲーム性に興味が湧いて、ズルをするのはおもしろくないと感じるようになるのでしょうか。食器の意図を理解して手を汚さずに食べるようになるのでしょうか…?

【古泉智浩さん】
漫画家。1969年、新潟県生まれ。93年にヤングマガジンちばてつや賞大賞を受賞してデビュー。里子を受け入れて生活する日々をつづったエッセイ『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』、その里子と特別養子縁組制度をめぐるエピソードをまとめたコミックエッセイ『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』など著書多数。古泉さんの最新情報はツイッター(@koizumi69)をチェック!

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