<山本浩未の宝塚乙女道 vol.58>星組公演 『霧深きエルベのほとり』わかっちゃいるけど、泣かされた!
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2019.01.26
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宝塚歌劇をこよなく愛するヘアメイクアップアーティストの山本浩未です。私、「TAKARAZUKA」を知って人生が変わりました! そんなTAKARAZUKAのすばらしさをみなさまにお伝えするべく、観劇の感想や、今後の公演への期待をつづります。すべては私の妄想、個人的な感想&意見でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
fixyama

vol.57 星組公演 『霧深きエルベのほとり』

星組「霧深きエルベのほとり」
星組「霧深きエルベのほとり」
エルベ河に隣接する港町を舞台に、ビア祭りの日に出会った恋人たち…。
情に厚く人間的魅力に溢れながらもどこか哀しみをたたえた船乗りカールと、父親との確執ゆえ家出した名家の令嬢マルギットのせつない恋を描く。

2019年の初宝塚は、美しい悲恋モノで号泣!

元旦からスタートする宝塚歌劇。私、ここ数年通ってるんです。2019年は星組『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS(エストレージャス)』の二本立て。

『エルべ』は半世紀前の作品で、演出家・上田久美子先生が今の星組に合わせ潤色・演出した作品。上田久美子先生ファンの私、とても楽しみに観劇したのです。
お話は古典! 船乗りと令嬢の身分違いの恋。今どき船乗りなんてあんまりない。でもさすが、何度も再演されてるだけある“永遠の純愛ラブストーリー”!

つまり展開はわかっちゃいるけど…泣かされちゃった。

そして途中、大真面目の古典すぎるセリフに、思わず笑っちゃうとこもあったりしてね。悲恋モノだけど、だれも死なず、いやな人がおらず、みんなが他人のことを思いやっているという美しいお話。
「今どきこんなのないわよねー」と思いながらも涙しちゃう。新年にふさわしかったなぁ。

さて、上田先生は生徒の個性を生かすのがとてもうまいのですが、なかでも綺咲愛里(きさき あいり)ちゃんの衣装がとてもかわいくてよかったです。
彼女の愛らしいルックスを活かした“世間知らずな令嬢“スタイル。すべてが似合ってましたもん。劇団随一のアイドルキャラ、存分に活かしてた。

そして劇中のピアノ演奏。綺咲さんはピアノが得意となにかで読んだことがある。今までの方も弾いていたかもしれないけど、劇中に実際演奏することはあまりないから、さすが上田先生、活かしてる! と思ったのでした。

そして抜群にマドロススタイルがお似合いの紅(くれない)ゆづるさん。小さなお顔に長い手足、二人の並びは夢が観られるね。すばらしい!

紅さん演じるカールの船乗り仲間たち。今作で退団する七海(ななみ)ひろきさんはクールで男前な兄貴分、カールの妹と一週間で恋に落ち、船を降りて農夫になると去っていく…。さわやかな最後でした。
瀬央ゆりあ、麻央侑希(まお ゆうき)、紫藤りゅう、天華えま(あまはな えま)の船乗りチーム。それぞれの個性を活かした役づくりが楽しいです。

ビジュアル、本当に大事! そしてそれが宝塚、大好きです!

そして、そして、そして、なんといっても礼 真琴(れい まこと)さん! 令嬢マルギットの婚約者フロリアン。
マルギットのために身を引く? ってかカールとの結婚を応援する「なんじゃそれ!?」ではあるけれど、彼女の包容力満載の演技に納得しちゃう。フロリアンのマルギットへ幼い子をあやすような悟りきったセリフ…。
美しすぎて現代だとヘンテコなんだけど、なんかいい。大好き!

【山本浩未】
宝塚をこよなく愛する乙女系ヘアメイクアップアーティスト。「生活者としてのキレイ」をテーマに活躍中。シンプルでわかりやすい美容理論を元にメイクアップ、コラムの執筆など連載を持ち、健康的で美しく暮らすライフスタイルが、世代を超えた女性に支持されている。近著に「おとな美人を作る「メイクの基本」」(宝島社刊)「今治美肌タオル付き山本浩未のスチームON顔(おんがん)」(講談社刊)「きれいは力」(幻冬舎刊)、「美人メイク基本の「き」」(宝島刊)、「同窓会で二番目にキレイになるには…」(小学館刊)など著書多数

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