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ご近所トラブルが裁判沙汰に!?敷地内のケガや騒音問題にご注意

2018.07.28
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暮らしていると避けられないのが、ご近所トラブル。気になることや、ちょっといやなことがあっても、すぐに引っ越すわけにいかないのがやっかいなところです。
ここでは、よくあるトラブルについて、専門家のアドバイスを伺います。

こんなこと、あるある!のご近所トラブル。相手の立場にたつことで解決できるものも多数

家族構成や生活時間もばらばらなご近所同士。思わぬことからトラブルが発生することも少なくありません。

「相手の立場にたって考える習慣をつければ、多くは回避できるはず」と話すのは、マナーデザイナーの岩下宣子さん。
それでもトラブルになったら、「裁判所に調停を申し立てるのもひとつの方法」と、弁護士の大坪和敏さん。「第三者の中立的な目で見てもらうことで、お互い冷静になって妥協点を見つけやすい利点があります」。

実際のESSE読者の経験をモデルケースに、さまざまなご近所トラブルについてアドバイスをいただきました。

●ケース1 階下の住人に子どもの声を注意された!

引っ越したあと、階下の住人から生活音や子どもの声が「気になる」と言われました。管理会社に相談したところ、アパートの構造上、仕方ないとの説明が。子どもがあまり騒がないように気をつけたり、日中は子育て支援センターに出かけたりしています(大阪府・37歳)。

子どもの声を注意された
集合住宅で騒音に関するトラブルが。
・大坪さんのアドバイス
深夜でない限り、子どもの声は規制できない

集合住宅の騒音はある程度仕方がなく、通常の生活で出る音を裁判所は規制できません。できるのは、深夜に騒いで出す大声や防音対策のない建物でピアノを弾く音など。管理会社を通じて、相手に理解を求めましょう。直接伝えるよりトラブルになりません。

●ケース2 子どもがうちのフェンスで遊んでいて危険!

近所の子が、うちの敷地にあるフェンスで遊んでいます。ケガをしたり、フェンスが壊れて修理代が必要になったらどうしようかと、気をもんでいます(愛知県・33歳)。

子どもがうちのフェンスで遊んでいて危険・岩下さんのアドバイス
はり紙などで周知しておくこと

遊んでいる子どもに、危険だから遊ばないように伝えましょう。何度言ってもきかない場合は、フェンスに「危険! 触らないこと」などのはり紙を。子どもは遊びにくくなりますし、万一ケガをしても責任がないことが明確に。親にやんわりと伝えるのも効果的です。

・大坪さんのアドバイス
ケガをした場合、責任を負わされる可能性も

フェンスにとくに問題がなければ、子どもがケガをしても責任はありません。子どもが遊んでフェンスを壊した場合も、親に修理代を請求できます。でも、フェンスが壊れそうなのに放置して子どもがケガをした場合は、慰謝料などを請求される可能性があります。

●ケース3 誤配された郵便物を開封してしまった!

玄関に届いた郵便をよく見ないで開封したら、内容に心当たりがなく、よくよく宛て先を見てみたら、ご近所さんの郵便物でした(東京都・32歳)。

・岩下さんのアドバイス
謝罪は郵便局にまかせるのがベスト

直接謝罪に行くと、いらぬ誤解を受けかねません。郵便局に持参して、事情を説明しましょう。そもそも誤配は郵便局のミスですから、一緒に謝罪に行ってもらうか、謝罪をまかせてしまいましょう。郵便局の方も、恐縮して担当者が処理してくれるはずです。

●ケース4 ゴミ出しのルールを守らない人がいる!

ゴミの分別が細かく規定されているのに、収集日ではない日にゴミを出したり、きちんと分別していなかったり…。そんなお隣さんにはどう対処したらいいのでしょうか?(神奈川県・36歳)

・岩下さんのアドバイス
手紙やゴミ出し場へのはり紙で伝える

町内会や管理組合の人と話し合って、手紙を書きましょう。その際、相手のやり方がいけないと責めてはダメ。「地域でこんなルールが決まりましたので、よろしくお願いします」とあくまでも下手に。ゴミ置き場周辺にもはり紙をしておくといいでしょう。

近くに住んでいるからこそ起こる、さまざまなトラブル。ときには相手の立場にたってみて、お互いに気持ちよく住み続けられる関係をつくることも大切ですね。

●教えてくれた人
【岩下宣子さん】

マナーデザイナー。現代礼法研究所代表。企業、学校、公共団体などでマナーの指導、研修、講演と執筆を行う。近著に『DVDで身に付く美しい振る舞いとマナーがわかる本』(エクスナレッジ刊)など

【大坪和敏さん】
弁護士。東京弁護士会、馬場・澤田法律事務所所属。相続、借金、金銭トラブルなどに親身に答えてくれる。ご近所トラブルにも精通しており、雑誌などのメディアでも活躍中

<イラスト/山村真代 取材・文/ESSE編集部>

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