歯の妖精がやって来る!アメリカの言い伝えが子どもの歯みがき習慣に効果大
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2018.06.14

アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するエディターのNorikoさんに、現地で話題のフードやライフスタイルを紹介してもらいます。

今回のテーマは、アメリカでは一般的なファンタジー「トゥース・フェアリー」。子どもの歯みがきモチベーションをアップさせる、不思議な言い伝えについて語っていただきました。

歯の習慣
乳歯が永久歯に生えかわるとき、しっかり歯みがき習慣を身につけさせましょう!

アメリカで乳歯が抜けた子どものお楽しみ!「トゥース・フェアリー」がやって来る

日本では6月4日が虫歯予防デーでしたね。園児・児童は、先生や歯科医から歯みがき指導を受けたことでしょう。子どもにちょうど知識が身についたところで、さらにもうひと押ししたい方は、アメリカの「歯の妖精」を活用してみるのもいいかもしれません。

アメリカで「トゥース・フェアリー」と呼ばれる歯の妖精。これは、抜けた子どもの乳歯を枕元に置いて寝ると、乳歯を持って行く代わりにお金やプレゼントをくれる、という存在です。

クリスマスのサンタクロースや、イースターのウサギのように、子どもが喜びそうなストーリー。アメリカだけでなく、ヨーロッパを含む西洋文化に根づいている習慣です。
そう、日本でいうところの「下の乳歯は屋根の上を目がけて投げ、上の乳歯は逆に下方向に投げる」という習慣と同じように、子どもの歯の健康を願って行われます。

わが家にも歯の妖精の出番が!子どもはちょっと怖い?来てほしい?

アメリカで幼稚園に通う息子も、歯がどんどん生えかわる時期。最近また1本、乳歯が抜けました。
翌朝、興奮して先生にそれを伝える息子。すると、先生も一緒に喜んでくれて、抜けた乳歯を入れるためのロケットペンダントを帰りに持たせてくれました。

すでに園かどこかでトゥース・フェアリーの話を聞きつけてきたらしい息子に、「トゥース・フェアリー、来てほしい?」と聞いてみると、「うん!」と即答したあとで、少し考えて「やっぱり、いい」とのこと。
得体の知れないトゥース・フェアリーなるものが、自分の部屋に来るのは少し怖いようです。確かに、どこか妖怪のような響きがありますよね。

トゥース・フェアリーしかし、翌日になると「やっぱり、トゥース・フェアリーに来てほしい」と前言撤回。その日の夜、枕元に乳歯を入れたロケットペンダントを置いて寝ることにしました。
「トゥース・フェアリーが入って来られるように」と、息子は部屋の窓を自分で開けていたのですが、ちょっと肌寒かったので閉めると、息子は心配そうな様子…。

じつは、この日はたまたま仕事が忙しくて、すっかりトゥース・フェアリーのことを忘れたまま翌朝を迎えてしまいました。
朝、「トゥース・フェアリー、来てない」との息子の言葉に、しまった! と思いつつ「やっぱり窓を開けておかないと入れなかったのかな?」と返す母(笑)。

息子は息子なりに、早く寝ないからトゥース・フェアリーが来なかったのかと、サンタ式に考えたらしく、その日の夜は毎晩行っている絵本読み聞かせも拒否し、ひとりでさっさと部屋に入って寝ていました。もちろん、ちゃんと窓も開けて。

枕元のお金そして翌朝、枕元のお金を見つけた息子は「トゥース・フェアリー、来たよ!」と、すごくうれしそうに何度も報告してくれました。母の失敗がかえってトゥース・フェアリーの信ぴょう性を高めたようです。

妖精はきれいな歯が好き!?子どものモチベーションがアップ!

今回、トゥース・フェアリーが息子にくれたお金は1ドル。
金額は家庭によっても子どもの年齢によってもバラバラで、昔の金貨や銀貨をイメージしてコイン(アメリカでは25セント硬貨)を何枚か置くこともあります。日本なら小さい子に100円玉、大きい子に500円玉、というところでしょうか。

1ドル息子は1ドルを少なく感じたようだったので、「トゥース・フェアリーはきれいな歯が好きだから、きちんとみがきしてきれいな歯を置いておくと、もっとお金がもらえるかもしれないね」と言っておきました。すると、かなり納得の様子で、みがきに対するやる気が出たようです。

ちなみに、歯を入れておく容器はロケットペンダントでなくてもなんでもよくて、歯を入れて記念に取っておくための市販の小箱などもあります。
100円グッズの薬を入れるピルケースや、アクセサリー用のギフトボックスで代用できると思います。雰囲気のある小皿や包み紙の上にそのまま置いてもいいかもしれません。ぜひお試しを!

【Norikoさん】
アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~』(海外書き人クラブ刊)