福士蒼汰さんが語る、“未知数”からの第一歩。少年漫画の絶対的ヒーローを熱演!
2018.07.06
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福士蒼汰さんといえば、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』でヒロインの初恋の相手を演じ、世の女性の人気を集めた、若手世代をリードする俳優のひとり。
アクション作品にも多く出演している福士さんが、このたび、少年漫画のメガヒット作品『BLEACH』の映画版の主役に大抜擢!

公開に先がけてESSE編集部が、制作秘話や俳優としての今後の展望を取材してきました。

福士蒼汰さん
『BLEACH』の主人公・黒崎一護を演じた福士蒼汰さん

アクションは、観るのも演じるのも好き。だからこそ、力を入れていきたいです

死神の力を身につけた高校生と、「虚(ホロウ)」呼ばれる悪霊との戦いを描いた『BLEACH』は、15年にわたり「週刊少年ジャンプ」で連載された人気漫画の実写映画です。

主人公・一護(いちご)を演じた福士さんは、“少年漫画の絶対的ヒーロー”だけに「この役は責任重大でした」と振り返ります。
「でも、『なんでかわかんねえけど負ける気がしねえ』という一護のセリフがあるんですが、自分も撮影中は、なぜか同じように『やってやろうじゃねえか!』って気持ちになれたんです。作品に向かう気持ちと勢い、共演者や監督の存在が重なって、追い風が吹いてくれました」

元気で明るく、ちょっと不良っぽい一護は、本来の福士さんとは「かけ離れたキャラクター」。
「自分は、あまり大声を出したりしない“省エネタイプ”です(笑)。でも撮影後は『一生演じていたい』と思うほど、正義感の強い一護が好きになりました」

もともと、幽霊が見える以外は普通の高校生だった一護が、自分の体をはって「虚」と戦うのは、ひたすら「家族や友人を守りたい」という思いから。
「彼は子どもの頃に、自分のせいで母親を亡くしたと思い込んでいるんです。だからもう、自分の周りの人をだれも悲しませたくないという気持ちが強い。彼の強さは、そういう過去から生まれたんだと思います」

家族と強い絆で結ばれている一護ですが、福士さん自身も「家族にはなんでも話せる」と言うほど、仲がいいそう。
「“日曜は家族で外食”がルールでしたし、今もこまめに連絡を取り合っています。家族といるときの自分は、仕事のときと全然違うと思います」

福士さんをはじめ、多くの若手俳優がしのぎを削っている映画やドラマの現場。そのなかで、自分の強みはどこにあると考えているのでしょう。
「今はまだ、『自分にはこれがある』とはっきり言えるものはありません。未知数なところを、魅力として評価してもらっているのかな、と思います」

続けて「でもいつまでも、未知の可能性だけじゃだめですから」と、福士さんは話します。
「この先は、きちんと結果を提示しないと。そのひとつとして力を入れたいのが、アクションです。観客として観るときも、演じるときもカッコいいと思える。だからこそ、確かなものにしていきたいと思っています」

本作でも、迫力あるアクションに挑戦している福士さん。“未知数”からの第一歩を、スクリーンで観せてくれそうです。

●『BLEACH』
幽霊が見える高校生・黒崎一護(福士蒼汰)は、ある日突然、人の魂を食べる悪霊「虚(ホロウ)」と遭遇。命を狙われる一護と家族の前に死神の少女・ルキア(杉咲花)が現れるが、虚との戦いで重傷を負う。追い込まれたルキアから死神の力を分け与えられた一護は、死神代行として戦うことに…。(7月20日公開)

【福士蒼汰さん】
1993年生まれ、東京都出身。2011年に俳優デビュー。『仮面ライダーフォーゼ』の主人公・如月弦太朗役でドラマ初主演。近作に映画『曇天に笑う』『ラプラスの魔女』、ドラマ『愛してたって、秘密はある。』など。10月に主演映画『旅猫リポート』の公開も控える

<撮影/有賀傑 スタイリスト/壽村太一 ヘアメイク/高橋幸一(Nestation) 取材・文/工藤花衣>