レスに苦しむ妻にかけた夫の言葉「そんなにしたいなら、風俗行ったら?」
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2018.05.13
夫婦の離婚原因でよくあげられるのは「性格の不一致」ですが、じつは「性生活の不一致」も深刻な問題です。

話し合いで解決している人たちもいますが、それでも解消しなかったとき、妻はどうすればよいのでしょうか。
人によっては、夫以外の人に心ひかれたり、よそにパートナーを求めるケースも。

今回ESSE onlineでは、セックスレスに関する調査を行い、揺れ動く妻の気持ちについて、2人の40代女性に取材しました。

夫婦※写真はイメージです

恭子さん(仮名・40代後半)の場合:夫とは行為なしでも信頼できる人。そして、男友達は行為込みの親友なんです

最初に取材した恭子さんは、既婚の男友達と“体の関係のある友情”を育てているという、驚きの告白をしてくれました。

レスになったきっかけは、恭子さん自身のうつ病。
「結婚し、慣れない生活がきっかけで、ストレスによるうつ病になりました。メンタル的に、もうしたくないと思ってしまって」
結婚した当初は「1年後くらいに妊活して…」と思っていましたが、もう子どもをもつことも考えられなくなったそう。

子どもをつくる気がないなら、行為自体もしなくていい。
そんな心境に至って、夫ともレスになっていき、寝室も新婚2年目から別々に。

やがていろいろなことが重なり、恭子さんと夫は一度離婚します。
「気楽な関係に戻ったことで、離婚後も週末は普通に2人で会っていました。そもそも結婚しようとまで思った相手なので、夫のことは嫌いでなかったです」
そんな生活がしばらく続き、生活が安定するからと、自然と復縁しました。

●はたから見ればW不倫。でも、女にだって性欲はある!

「夫は、もともと女性や行為への興味が薄い人。とことん清らかな男性です。そんな夫とはする気持ちが起きなくて」
とはいえ、「誰からも好かれるいい人で、愛情は非常にあります」と、夫に対する信頼感は揺らいでいません。

夫とずっとレス生活を続けながら、じつはほかに行為をする男友達がいるという恭子さん。
「夫と離婚している間の独身時代に知り合いました。人として尊敬できる男性で、もう10年越しのつき合いになります」

そんな彼とは、「会いたい」とどちらかから連絡があるときのみ、外で会っています。
「食事や映画など普通のデートをすることも滅多にないので、世間から見たらただの不倫かもしれません。ですが私と彼とは、体の相性がよく合う友達関係。そんな関係をともに楽しむ同志なんです」

「女性にも性欲はあるし、しないと枯れる」という恭子さん。
「10代、20代の頃は彼氏が何人か入れ替わるのに、結婚後はたった1人の夫だけ。私はたりませんでした」

男女※写真はイメージです

歩美さん(仮名・40代前半)の場合:「レスがつらい」と訴えた私に、夫が返したのは「風俗に行ったら?」という言葉

2人目は、夫が好きで好きでたまらないのに、知人の男性にひかれ始めているという歩美さんのケース。

歩美さんは小学生の子ども2人と夫の4人家族。出産後もレスになることなく、夫婦生活があったのですが、変化が起きたのは4年前のこと。
「気がついたらもう何か月も性生活がなくて…。思い当たるのは、夫がうつ病を発症したことですね」

当時はまず夫の精神が安定することを優先していましたが、夫がよくなるにつれ、性生活がいつまでも復活しないことに、歩美さんがつらくなっていきました。

「もともと夫のことは大好きで、だからこそ体の結びつきも私にとっては大切なもの。せめて、『以前と同様に求めている』という言葉だけでもあったなら」という気持ちから、歩美さんは心境を夫に訴えたそう。

「何度も話し合いの場を持ちました。だけど、夫は真剣に取り合ってくれなくて、正直、なにを考えているかわからくて」と歩美さん。
あげくの果てに、夫から出たのは「そんなにしたいなら、風俗に行ったら?」という発言でした。
「本気かどうかはわからないですけど、さすがにショックを受けました」

●レスがつらいとわかってくれたのは、女友達よりも男性の知り合い

歩美さんは悩みに悩み、学生時代の親友に打ち明けましたが、彼女にはわかってもらえませんでした。
余計につらい気持ちになった歩美さんは、もしかしたら、同じ男性なら夫の気持ちをわかるかもと、知人の男性に相談。
「とても親身になってくれて、私のつらい思いも理解してくれました。夫との関係で悩んで暗い毎日だったので、とても救われたんです」

たびたびその男性と話すようになって、ある日、彼にひかれ始めている自分に気がつきました。
ただ、歩美さんは離婚する気もないし、第一に夫のことは好きでたまらないと言います。男性とも進展はありません。

「夫は相変わらずで、私がどんなに働きかけても、変わる様子もありません。一生このままかと思うと正直とても悲しいです。男性から女として見られたいという気持ちは、妻にだってあるんです」

本音で生きている恭子さん。気持ちが揺れ動く歩美さん。物議をかもす意見ではありますが、これもレス時代を生きる、女性たちの生き方なのかもしれません。

<取材・文/松崎祐子>