「笑顔でいること」が美容にも人間関係にもいいことしかない科学的な理由
2018.03.26
春はたくさんの出会いがある時期。円滑な人間関係のためにも、なるべくいい第一印象にしたいものですが、「はじめまして」の人に好感をもってもらうためにはなにを心がければよいのでしょうか?

「よく、“笑顔が大切”といいますが、それには理由があります。笑顔は、私たちが想像する以上のパワーを持っているんです」と語るのは、美容ライターの梅野利奈さん。

大学で社会心理学についての講師も務める梅野さんは、「心理学的にも、美容的にも、笑顔のもつ力は明らかにされています」と言います。詳しく教えていただきました。

笑顔でいること

笑顔をつくると、楽しい気分になれる!ポジティブの好循環を生み出す!

人を笑顔にしたいなら、まず自分が笑顔になることが大事です。「気分」「人づき合い」「美容」の3方向から、笑顔のポジティブな効果について解説します。

●【気分】「笑う門には福来る」は理論的に正しい

人は楽しいと自然に笑顔になりますが、その一方で心理学者のトムキンスは、「笑顔をつくることで楽しくなる」といった逆説的な考え「顔面フィードバック仮説」を提唱しました。特定の顔の動きと感情には結びつきがあるため、その表情をつくることで、脳が関連する感情を呼び起こすというものです。

悲しいときは、笑顔になれなくて当然です。でも、つくり笑いでも笑顔の効果はあるとされています。笑顔になると気分がポジティブになる、気分が変わると行動も変わる…といったように、笑顔が起点となって「ポジティブの好循環」を生み出せます。

●【人づき合い】相手を笑顔にしようと思うなら、まずは自分が笑顔に

美容にも人間関係にもいい人が笑っているのを見て、ついつられて笑ってしまうことはありませんか? 人は社会的な生き物であるため、感情は伝染すると言われています。たとえば、友達が悲しそうな顔をしていたら、自分も悲しそうな顔になって話を聞こうとします。

とくに女性は同調する力が大きいため、笑顔の人といると自然に笑顔になりやすいもの。その結果、先ほどご紹介した「顔面フィードバック仮説」によって、気分までポジティブになります。笑顔の人といると楽しい気分になるのは、このようにちゃんと理由があるのです。

ただ口角を上げるだけでも、印象は変わります。だれかに会うときは、少しだけ口角を意識的にもち上げて、「笑顔の人」になってみませんか?

●【美容】笑顔は顔の筋トレ効果がある!?エイジング対策にも

顔全体の筋肉が複数刺激を受ける大きな笑顔になると口角だけではなく、目の回りや首元にも動きが生じます。笑顔という顔の動きで、顔全体の筋肉が複数刺激を受けるのです。顔の筋肉の劣化は、顔のたるみの原因のひとつ。笑顔でいることは、たるみ防止にも効果があります。

たとえば、笑顔をつくろうとすると、口角を頬に向かって引き上げる筋肉「大頬骨筋」が大きく働きます。大頬骨筋は頬の中央に斜めに大きく入っているため、劣化するとたるみを招くことに。笑顔をつくることによって、たるみが引き上げられて、若々しい印象をつくることができます。

私自身の経験ですが、妊娠中、つわりで2か月ほど家にこもって、苦しみまくっていた時期がありました。会話もほぼなく、もちろん笑顔なんてナシという生活を続けていると、たちまち顔がたるみ、老けた印象になってしまいました。

「笑顔が大切」というのは、他人のためだけではなく、自分のためなのです。若々しく、そして楽しくすごすために、意識的に口角をきゅっとあげて、笑顔をつくってみましょう。

●教えてくれた人
【梅野利奈さん】

外資系経営コンサルティング会社、化粧品会社のマーケティング・商品開発を経て、女性誌の編集者、コラムニストに。化粧品開発や、美容セミナーなども行う一方、大学にて社会心理学の外部講師も担うなど、心理学の研究も行う。おもな著書に『ブスデトックス イイ女の逆引き美容テクニック集』(スタンダードマガジン刊)

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