台湾の「母の味」といえばチキンスープ!代々伝わる秘伝の味レシピを大公開
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2018.03.19
台湾在住のライターCAMさんが、台湾のおいしいものやおもしろスポットをレポートします。今回は、身近な食材でありながら、和のハーブとして薬膳でも重宝される、ショウガを使った台湾の定番料理を教えてくれました。

チキンスープ

台湾で大切にされる「食べること=体をつくること」という考え

台湾に住み始めて感じたのは、台湾の人たちがいかに「食」を重要視しているかということです。おいしい、おいしくないという味に関するこだわりもさることながら、「食べること=体をつくること」という考えがしっかり根づいていて、これぞまさに「医食同源」なのだと思いました。

今回は台湾の母の味の定番で、私も台湾のお義母さんから習った「麻油鶏(マーヨージー)」スープをご紹介します。

●マーヨージースープとは?

「麻油鶏」は台湾の家庭料理のひとつで、台湾風チキンスープです。「麻油(マーヨー)」はゴマ油という意味で、「鶏(ジー)」は鶏肉。書いて字のごとく、ゴマ油と鶏肉を使ったスープです。
また、ショウガをたっぷり使っており、食べると体の中からポカポカしてきます。

東洋医学では「冷えは万病の元」とされており、鶏肉をじっくり煮込んだスープは栄養豊富で体の回復力を高めてくれるとも言われてるためか、台湾では産後や生理後にマーヨージーを食べる習慣があります。

●「台湾のお母さん」から教えてもらったマーヨージーのつくり方

日本のカレーのように、それぞれの家の味が色濃く出る料理でもあり、家庭によって秘伝のマーヨージーレシピがあります。私も台湾に嫁いできて、真っ先に義母からつくり方を習いました。
つくり方も材料もとてもシンプル。日本でも手に入る食材でつくることができますよ! 

【材料(1人分)】

鶏モモ肉 50g
ショウガ 1/2個
米酒(中国の蒸留酒。料理酒でも代用可) 250cc
ゴマ油 大さじ1
塩 2つまみ

【つくり方】

ショウガと鶏肉を炒める(1) ショウガは洗って3mmほどに薄切りにし、鶏肉はひと口大にカットしておきます。

(2) 中火で熱した片手鍋にゴマ油とショウガを入れ、香りが出てくるまで1分ほど炒めます。鶏肉を加えて鶏肉の表面の色が変わるまで炒めます。

米酒を加える(3) 米酒を加え、弱火にして20分ほど煮込みます。アクが出てきたら取り除いてください。水は一切使わないのもポイント。
煮込んだら完成(4) アルコールが飛んで、スープが少し濁ってきたら味を見ながら塩を加えます。最後にお好みでクコの実を加え、少し煮込んだら完成です。
※アルコール分はしっかりと飛んでいますが、お酒の風味が感じられるので、お酒に弱い方や子どもが食べる際はご注意を

つくり方はとっても簡単ですが、鶏肉のうま味とショウガのピリリとした味わいが効いています。ショウガは味つけのみで食べませんが、ショウガも食べたい方はもっと薄切りにするか、千切りにしておくと食べやすいです。

鶏肉は骨つきのものや手羽元を使用したり、大根やニンジン、シイタケなどを一緒に煮込むのもおすすめ。「麻油麺線(マーヨーミェンシェン)」という、マーヨージーのスープにそうめんを加えて煮込んだにゅう麺も、台湾ではおなじみの料理です。
台湾で回復食として食べられている、体が弱っているときにもおすすめの料理「マーヨージー」。ぜひつくってみてはいかがですか?

●教えてくれた人
【CAM(キャム)さん】

台湾在住のフリーライター。7年前に台湾人の夫と国際結婚して以来、中国語に苦戦しながらも台北で暮らす。ブログ「くいしんぼうCAMのもっとおいしい台湾!!!!」で、グルメやレジャー、文化などの情報を発信中