肉を科学的に正しく冷凍する方法!おいしさ長持ち、使い勝手よし
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2018.09.26

特売で大量に買った肉を冷凍する前に、知っておきたいルールがあります。これを実践するとしないとでは、食べるときのおいしさが大違い! 教えてくれたのは、科学者でありママでもあるnickyさん。

「買ってきた肉は、できるだけ手間なく使いやすい状態で冷凍しています。おいしさを損なわないためには、ちょっとした科学の知識が役に立ちます」
今すぐ実践したい3つのルールを紹介します。

おいしさが長持ち!肉を冷凍するときは、なるべく手で触らない

ポリ袋を裏にして手にはめる
おいしく安全に冷凍するために、直接触らないようにしましょう
肉を冷凍するときには、できるだけ直接手で触らないようにします。
「手で直接触ると手についた雑菌が肉に移ったり、肉の温度が上がったりして雑菌が繁殖する原因に。冷凍とはいえ、長期間保存するものなので気をつけたいもの。使い捨て手袋や、ポリ袋を使っています」
ポリ袋は裏にして手にはめます。

●肉はパックからポリ袋に取り分けて計量する

肉はパックからポリ袋に取り分けて計量する肉はパックから使いやすい分量に取り分けて冷凍。
「ポリ袋を裏にして肉を取り分け、そのまま返して重さを量れば雑菌もつかずに手間なし。ポリ袋の口を結んで冷凍します」

●時間がないときは、筋をつけてパックごと冷凍

時間がないときは、筋をつけてパックごと冷凍小分けにする時間がないときは、パックのラップの上から指で筋をつけ、そのまま冷凍してしまいましょう。

肉だけポリ袋に移す凍った状態で筋の部分をパックごと折り、肉だけポリ袋に移して必要な分だけ解凍して使います。

肉に直接触れることもなく、簡単ですこうすれば、肉に直接触れることもなく、簡単です。

●nickyさんが使う冷凍用の道具

ポリ袋・ポリ袋

ほとんどの肉は、使いやすい量に分けてポリ袋へ。
「袋ごと解凍にも使えて便利です」

使い捨て手袋・使い捨て手袋

「薄切り肉を並べるときなど、箸やトングを使うより早い!」
100円ショップで購入可能。

冷凍庫の省スペースにも!肉は平らにのばし、厚みを均一にして冷凍する

厚みを均一にする「ひき肉やこま切れ肉などは袋の中で平らにのばし、厚みを均一にして冷凍すれば、ムラなく冷凍・解凍できて、味が落ちにくくなります」
また、できるだけ四角く形を整えると、冷凍庫の中で効率よく並べて収納できるため、省スペースにも!

●ポリ袋の中で肉をのばして厚みを均一に

手で軽く押し「肉をポリ袋に入れて重量を量ったら上から手で軽く押し、袋の中で全体の厚みが均一になるよう整えます」

整理しやすい四角形になる形はいびつなままでなく、整理しやすい四角形になるように。

●ひき肉はグラム数で分け、厚みをそろえて冷凍

厚さはすべて1cm程度に統一「ひき肉は、100g、200g、400gに分けて冷凍すると、お弁当など少量使いたいときから夕食のおかずまで対応でき、組み合わせても使えます」
厚さはすべて1cm程度に統一。

肉は薄く、小分けにして急速冷凍するとおいしく解凍できる

なるべく薄く凍るまでの時間が短くなるよう、薄く、小分けにして冷凍しましょう。
「冷凍のスピードが遅いと、氷の結晶が大きくなって肉の細胞が壊れやすくなり、風味が損なわれます。早く冷凍すれば、細胞の破壊を最小限に抑えられるのです」

●薄切り肉は重ならないようにずらして薄くする

薄切り肉は重ならないようにずらして薄くする薄切り肉は、重なった状態でパックに入っているので、ラップにのせ、重ならないようずらしてから包みます。
「そのままポリ袋に入れて冷凍すると、解凍もしやすいですよ」

●厚みのある肉は1枚ずつ分けて冷凍する

厚みのある肉は1枚ずつ分けて冷凍する厚みのあるトンカツ用の肉や鶏胸肉や鶏モモ肉などは、1枚ずつポリ袋に入れて冷凍。

冷凍のスピードもアップこの方が使いやすく、冷凍のスピードもアップ。

●鶏ササミはじゃばら状にラップをはさんで冷凍する

鶏ササミはじゃばら状にラップをはさんで冷凍する鶏ササミは広げたラップに1本ずつ間をあけてのせます。

ササミ肉「ラップをじゃばら状につまみ寄せ、ササミとササミの間にラップをはさんでから、全体を包みます。さらにポリ袋に入れて冷凍しましょう」

●教えてくれた人
【科学者ママnickyさん】

分子生物学者。夫と長男(18歳)の3人家族。科学者ならではの料理知識や合理的でおいしいレシピが話題に。レシピコンテストでも多数受賞。ブログ「科学者ママのお料理ノート」が人気