パスタは水に漬けてゆでるとモチモチ!料理の裏ワザ8連発
ESSEonline編集部
2019.04.11
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新年度で生活のリズムが変わり、とたんに忙しくなった人も多いのではないでしょうか。そんななか、日々の家事はなるべく効率化して、家族との時間や仕事に時間をとっておきたいものです。

そこで、ほんの少しのコツで料理の手間が劇的に減り、食材のおいしさがさらにアップするテクニックをご紹介。今すぐ試せる、簡単で便利な裏ワザで上手に手間をカットして、新生活を軽やかにしましょう。

おいしく、時短に! 手間が減る調理の裏ワザ8連発

サイエンスライターの内田麻理香さん、農学博士で東京海洋大学教授の鈴木徹さん、エフシージー総合研究所に教わりました。

(1)肉にキーウィの皮の内側をつけておくとやわらかくなる

肉にキーウィの皮の内側をつけておくとやわらかくなる
肉にキーウィの皮の内側をつけておくとやわらかくなる
キーウィにはアクチニジンというタンパク質分解酵素が含まれ、肉のタンパク質を部分的に分解して筋繊維を切断し、やわらかくする作用があります。
「キーウィの皮の果肉部分を内側にして肉につけ、1時間ほどおきます。ポリ袋に入れるか、買ってきたトレーのままつけてラップすればOK」(内田さん)

メロンやパイナップルなどの皮でも同様の効果が期待できます。

(2)レタスは手でちぎると変色せず、味もよい
レタスは包丁で切るより、ちぎった方が変色しにくく、調味料もからみやすくなります。
「刃物を入れることで出る酸化酵素がレタスのポリフェノールと反応し、切り口が黒ずみます」(エフシージー総合研究所)

(3)パスタは水につけおきしてゆでると30秒でもちもち食感に!

パスタは水につけおきしてゆでると30秒でもちもち食感に!パスタは、水につけてからゆでると、生パスタのようなもちもちの食感になります。
「時間をかけてつけることで、乾麺の中にしっかり水が浸透。1.6mmのスパゲッティーニの場合、3時間のつけおきで、ゆで時間は30秒~1分ほど。もちもちにゆで上がります」(内田さん)

ゆで時間も省略できるので、パスタを食べるときは前もって水につけておけば、時短に。
1時間のつけおきでも、ゆで時間3分でちょうどよいかたさ3時間つけおいたものは30秒のゆで時間でもちもちに! ちなみに、1時間のつけおきでも、ゆで時間3分でちょうどよいかたさになり、時短調理に。

(4)グリーンアスパラは、立てて保存すると鮮度が損なわれない

グリーンアスパラは、立てて保存グリーンアスパラは買ってすぐ食べるのが理想ですが、冷蔵庫で保存する場合は、カットして口をテープでとめたペットボトルなどに穂先が上にくるように立てて。
「冷蔵庫で野菜を保存するとき、ほとんどの場合、向きは関係ありませんが、グリーンアスパラは例外。生命力が強く、横にすると上に伸びようとして栄養分を使い、味も落ちます」(エフシージー総合研究所)

(5)スパイス類は冷凍するとあけたての風味が保たれる

すぐに使いきらないチューブタイプのショウガやワサビなどの薬味、七味や山椒などのスパイス類、ドライハーブなどは、冷凍がおすすめ。
「スパイスなどに含まれる香り分子は冷凍すると安定するため、開封後も独特の香りを長く保つことができます。完全に凍らないため、解凍せず必要な分だけそのまま使え、また冷凍すればよいので手軽です」(鈴木さん)

(6)卵はとがった方を下にしておくと鮮度キープに

生卵は、とがった方を下に、丸みのある方を上にして保存するのが正解。
「卵の丸みのある方には、“気室”という空洞があります。卵はここに空気をためて呼吸しているため、気室を上にしておけば、空気を取り込みやすくなり、長もちします」(エフシージー総合研究所)

(7)インスタントコーヒーは水で溶いてからお湯を注ぐとひきたての味に

手軽なインスタントコーヒーも、あるコツで風味が格段にアップするんです。それは、お湯を注ぐ前に、まず少量の水で溶かすこと。
「水で溶くことで粉っぽさや雑味がなくなり、マイルドな味わいに」(内田さん)

カップにインスタントコーヒーを入れたあと、スプーン1杯ほどの水を加え、練り溶かしてからお湯を注げば、ひきたてのようなおいしさに!

(8)冷凍ご飯は、レンチン2回で炊きたてみたいなふっくら感に
霜がつくのを防ぐために、炊きたてのご飯は米粒の間に隙間ができないように、ぎっしり詰めて冷凍するのが原則。でも、そのまま解凍すると、かたまりのまま、うまくほぐれないことも。

「これは、一気にあつあつに加熱すると、米粒同士が固まってくっついてしまうため。一度電子レンジでまだ冷たい程度まで解凍してから、しっかりほぐして、再度電子レンジにかけると、炊きたてのようなふっくらとした仕上がりになります」(鈴木さん)

冷凍ご飯は、レンチン2回(左)ラップに包んだまま一気にあつあつに加熱すると、米同士がくっついて固まる
(右)半解凍してから、ご飯を茶碗にほぐし入れて再度加熱すれば、ふっくら!

別冊エッセ『ムダなし、裏ワザ、時短がいっぱい! 家事をラクにするコツ』(扶桑社刊)では、ほかにも家事をラクにして、生活を楽しくするコツがいっぱいです。新生活を充実させたい人はぜひ見てみてください。

<撮影/小西範和、山川修一 取材・文/ESSEonline編集部>

●教えてくれた人
【内田麻理香さん】

サイエンスライター。日常生活を科学するウェブサイト「カソウケン(家庭科学総合研究所)」を創設。著書に『おうちの科学』(丸善出版刊)ほか多数

【鈴木徹さん】
農学博士。東京海洋大学海洋科学部・食品冷凍学教授。日本食品保蔵科学会理事。食品メーカーとの共同開発も行う。テレビ出演も多数

【エフシージー総合研究所】
「暮らしにかかわるいろいろ」を各分野の専門家が科学し、暮らしの知恵や商品情報を発信。企業の商品テストや商品開発なども行う

ムダなし、裏ワザ、時短がいっぱい! 家事をラクにするコツ ムダなし、裏ワザ、時短がいっぱい! 家事をラクにするコツ

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テレビ出演多数のサイエンスライター内田麻里香氏によるサイエンス雑学集。